さようなら青葉のスタジオ ようこそ新しいicaa横浜


緑豊かな青葉区からThe Yokohamaを感じさせる街に

2017.04.26

さようなら青葉のスタジオ ようこそ新しいicaa横浜

4月22日 ついにこの日がやってきました。

2009年の春に横浜市西区から緑豊かな自然の多いこの場所を選び「暮らし体験」をして頂きたいとの思いで薪ストーブ、キッチン、造作家具、デッキテラス…を設けた横浜スタジオの最後の日です。

薄曇りの天気の中、外壁の植物がいつにもなくしっとりとした質感で寂しそうな表情を浮かべる中、これまでに設計監理に携わらせて頂きました沢山のご家族の皆様がお越しいただき、賑やかに楽しい時間を過ごさせて頂き、この場所での最後のお別れをすることが出来ました。

本当に本当にありがとうございました。キャラ的にそうならないように我慢してましたが、ずっと泣きそうで胸が熱く痛くなる思いで過ごさせていただきました。感謝申し上げます。

残念ながらこの青葉区の横浜スタジオは次に借り手(近所でこれまでもお付き合いのある寺家スタジオさん)にバトンタッチをすることになり、私達のicaaではなくなりますが、この場所でご一緒させていただいた設計打合せ、建築相談、ワークショップやマルシェなど沢山のイベント…本当に楽しかったです。この思い出は強く胸に刻んで次なるステップの肥やしにしたいと思います。

この青葉区という場所で、このスタイルで運営をした横浜スタジオ。それにはこういった流れがありました。

2007年に横浜駅西口に程よく近い西区にてicaaとして横浜スタジオを開設しました。名古屋から出てきた建築設計事務所で左も右もわからない状況で、今日も明日も先が読めないこともあり、名古屋から出向したスタッフの住まい兼オフィスとして開設をしました。

そしてみんなで頑張って徐々に受注を伸ばし、あれよあれとと言う間にスタッフも4人、5人となりました。そこで手狭になった街中のオフィスよりも郊外に出てicaaらしいスタイルでやろうと言う事になり、スタッフに場所や計画プランを全て任せて2009年に青葉区に横浜スタジオを開設した。そういう経緯でありました。

言うなれば、この青葉区の横浜スタジオは当時のスタッフの熱い情熱で開設をしましたので、そのスタッフが独立して去ったならば、このスタイルで運営することは難しいと考えました。「人馬一体」と言うと大袈裟かもしれないが、運営する人間と空間とが一体となり魅力ある存在となる。その人間が居ないという状況は、まるで「仏作って魂入れず」となり、苦渋の決断をしたというわけです。

今度の新しいicaa横浜は、横浜を絵に描いたような「The 横浜」を感じさせる場所。これから横浜を担当する僕のスタイルに合わせた場所を選びました。

オフィスビルなのでこれまでのように、ふらっと遊びに来て頂けるような雰囲気ではありませんが、オフィスの横は横浜スタジアム、少し進むと中華街、マリンタワー、ニューグランドホテル、山下公園、大桟橋から眺めるみなとみらい…これからは横浜らしく洒落たCafeや飲茶でもしながら建築設計打合せをしようかと。笑

どうぞ、これからもicaa横浜 並びに佐々木をよろしくお願い致します。ヴィンテージと新しさが融合した洒落た街に相応しいラグジュアリーな建築を提案していきます。じゃあ

・横浜スタジアム

・中華街の入口

・横浜マリンタワー

・大桟橋からみなとみらい方面を見る