大規模リノベーション… Re.Plan


2×4工法に挑む

2017.04.29

大規模リノベーション… Re.Plan

現在現場監理真っ只中のK様の現場。こちらは2×4工法で建てられた豪邸の大規模のリノベーションです。2×4工法といえば、一般的には、改築に不向きだといわれていますが、構造的に検討を重ね、数字的部分と現実作業的部分の両面をクリアするような形で、かなり一歩ずつ進行してきました。内部の壁天井は全て剥がし、スケルトン状態にし、不必要な壁を取り除き、必要な構造的補強をしています。

築20年を超える既存の建物ですが、構造材はいたって健全でした。2×4工法は日本の風土に適さないとのイメージはあくまでイメージだったことに気づかされます。ただ、壁天井を剥がして初めて把握できることも多々あり、かなり緊張感のある現場やり取りは続いておりました。が、それもひと段落、構造補強も終え、先行の配線関係も終え、写真にはありませんが、断熱材の吹き付けも終えております。ここから木工事が、おそらく一気に進むことでしょう。

この建物は地上2階、地下1階で、地下部分は当然コンクリート造となっております。そのほとんどがガレージで6台が駐車可能なスペース。その奥には、かなりicaaらしいテイストの書斎のようなスペースができる予定です。完全お任せをいただいたそのスペースの工事はこれからですが…渋い感じになると思います。

建物を一旦構造むき出し状態にし、再度設計をするという意味で、icaaではリノベーションを「Re.Plan(再生設計)」と表現しております。今回のK様の場合、まさしく、「Re.Plan(再生設計)」といえるのではないでしょうか。まだまだ工事は続きます。外構計画も中々の大掛かりなものとなっています。どのように変貌するか、こうご期待でございます。