リノベーション2案件の写真撮影をして


頭の中の知識と現実とのギャップ

2017.05.22

リノベーション2案件の写真撮影をして

先日、名古屋市内で以前にリノベーションをさせて頂きました2件の完成写真を撮りに行ってきました。1軒目は中区錦三丁目にあるフレンチレストラン「Le Trois」

仕込み真っ只中の中、邪魔にならないようにテキパキと撮影をしてきましたが、このリノベーション空間での撮影の難しさは「暗さ」です。壁の古煉瓦、天井に貼った木羽目板、床のイタリア製らしいテクスチャのタイル、カウンターのモールテックス仕上げなど…あまり暗いとそれらの素材が上手く写りません。色々と露出、シャッタースピード、ISO感度、F値などを細かく調整をしながらの撮影でしたが、頭の中で思っている数値と現実の空間での誤差の調整を現場で迅速に修正する難しさを感じました。

そして次に向かった先は、東区泉にある「名古屋建物」さんの本社オフィスの撮影です。ここは先ほどの真っ暗な空間とは正反対の光が降り注ぐ空間です。全ての設定をリセットして撮影に挑みました。

この空間での撮影ポイントは窓の外の美しい新緑を映しながらも室内の素材の雰囲気をはっきりと表現すること。簡単なようで意外と難しいのが、やはり露出です。外の緑に標準にすると室内が暗くなり、室内を適正にすると緑が白くなる…これもその場で調整をして。自分ではまあまあかなと思える程度に撮影をしました。

先日、初めて完成写真撮影をした「東山の家」(※すみませんまだアップロードしていません)、そして今回の2件。徐々にコツを掴んできたと自分でも感じていますが、当然ですけどやはりプロのカメラマンの足下にも及ばない技術と装備ですので、これまでのようにカメラマン加納準氏に撮って頂く案件と、なんちゃってカメラマン佐々木の撮影案件のバランスを考えてやっていきたいですね。では引き続き頑張ります。