桑名市 K様邸 現場監理

2018.06.12

桑名市 K様邸 現場監理

桑名市のK様邸。毎週欠かさず現場監理に行っています。大工工事も終盤に差し掛かり室内の輪郭がはっきりしてきたので、ここで少しプランのご説明を。

K様は思い切って1階は間仕切りなしの空間で土間部分も含めると34帖ほどのワンルームとなっています。

その大空間の真ん中に階段を設け、1つの空間により見えるように、そして視線が抜けるように階段周りの筋交や金物まで現しとしています。この金物と床の納まりが非常にやっかいだったのですが、そこは腕の良い大工さんがとても綺麗に仕上げてくれました。

室内の吹抜けの壁面一部は古材を貼り変化をつけ、外壁の一部にも杉板を貼りとしています。床は養生しているので写真には見えてませんが床材も少し変わったテクスチャーのものを採用しています。また養生が取れたらブログにアップしたいと思います。外観もまだ足場があってみえないのですが前面を大きく持ち出していて、その前面が全てが開口部となっています。1階のワンルームといいい、K様のご要望もあり、一般的な間取と比較すると中々の思い切ったプランとなっています。

そんなK様邸ですが実は南側には開口部が少なく、採光の面で一抹の不安がありました。

その採光を解消するために1階ワンルーム空間のちょうど真ん中に配置した階段上部にトップライトを設け、ワンルームの真ん中に光を落とす狙いとしました。

前述した化粧筋交は視線の抜けと、この階段に落ちた光を周囲へ散らせたいという狙いもありました。

あわせて公園に面する北側の開口部からは1年中安定した採光を想定しています。

この日は曇りだったのですが、室内は想像通りの気持ちよい明るさになっていたと思います。

 

大工工事が終わると、少しづつ仕上げ工事に入っていき、竣工に向かって工事は一気に進んでいきます。