8月19日(土曜日)20日(日曜日)の二日間、お客様のご厚意により完成見学会を開催させていただくことになりました。富山県での完成見学会は昨年の6月に開催させて頂きました射水市の「海老江の家」以来となりますので、久しぶりの開催ということになります。

やや閉鎖的にみえる少し変わった形状の外観に目が行くと思いますが、この「大沢野」というところは、年中南から強い風が吹き下ろし、大人でも立っていられない強風の時もあるぐらい凄まじい気候のところになります。その風のエネルギーを逃す方法をと考えたのが、外壁と屋根が一体となったエアロフォルムです。

冬は富山特有の湿った(重い)積雪があり、自然との関係はとても難しく、今回は強い構造体を形成することを特に意識をし、梁も大きな丸太梁を採用しました。家全体としての壁量もかなりあり安心な構造であるのと断熱材も高気密な仕様としました。

内部の見所は、コンパクトな間取りではありますが、プランニング的にはパブリックゾーンとプライベートゾーンを明確に分ける為に中央に設けた「土間空間」

とてもメリハリを効かせたプランであり、それと同時にパブリックとプライベートのそれらの空間の仕様が異なることです。

パブリックゾーンではモールテックス(ベルギー製モルタル樹脂左官)がLDKのすべての壁を覆いつくし、味わい的なムラのある職人手仕事の痕跡たっぷりの表情を見せ、薪ストーブが置かれた玄関「土間空間」の壁面は「野面積み」とし、造園家のオーナー自らが丁寧に積み上げた、非常に大胆かつ繊細な雰囲気と重量感を空間に与え、天井の杉羽目板、木製サッシュ、など色々な素材との微妙な美しいハーモニーを奏でているのも見所のひとつです。

床は墨汁を配合して混ぜられたモルタルの金鏝押えのとイタリア製ヴィンテージな風合いの600*300サイズのタイルを敷き込み、全体的に冷んやりとした暗い、さながら美術館のような印象を与えます。そんな空間にチョイスした家具類は、イタリア製cassinaやBUSNELIなどのゆったりとしたイタリアンチェアー。あえて新品では無くヴィンテージをチョイスしましたので、モダンなデザインの家具ではあるものの、どこか懐かしい空気感を感じる家具等と空間の相性も見所のひとつです。

キッチンは、オールステンレス製(キャビネット、キッチン)の質実剛健のプロ仕様に近いキッチンと、お友達が沢山来ても楽しめるには十分すぎる大きなモールテックスで製作した2,000*1,000サイズのダイニングテーブル。浴室はこれまたLDKと同じくイタリア製のヴィンテージ感溢れるタイルを張り上げ、バスはモダンな据え置きタイプ。

無垢板と塗装壁の寝室と子供部屋には、それぞれロフトを設けアクセントウォールには「ブルー」と「コーラル」を採用。窓からは雄大や立山連峰を眺められ、この場所に相応しい建築になりました。

またと無い「icaaの完成見学会」に是非いらしてくださいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。

イベント概要:

「造園家の家」の設計説明とicaa&MASUYAの建築/造園のご相談(無料)

8月19日(土曜日)と20日(日曜日)午前11時から午後17時まで

場所:富山県富山市加納(CAFE RIMOTAILまたはBARBERDOGを目印にお越しください)

定員:10組 ※事前にお申込の受付を終えた方のみ

※参加ご希望の方は、メール(info@icaa.jp)にて、事前にお名前、ご連絡先などをご記入の上、お気軽にお申し込みくださいませ。尚、基本的に建築設計事務所様、建築施工会社様などの同業者様は固くお断りさせていただいております。定員になり次第受付を終了させて頂きますのでお申し込みはお早めにどうぞ。尚、この建物はお客様にお引渡しを終えた建物です。マナーを守ってご覧いただくことが条件となります。またトイレに関しては近隣施設(コンビニなど)をご利用いただきますので予めご了承ください。