凍える現場より


タイル工事の真っただ中

2024.01.25

凍える現場より

今年一番の寒気の中、いつもと同じように現場は動いております名東区「平和が丘の家」。現場では、室内のタイル貼り、外部のSOLODO貼りと、どちらも仕上げの大事な工程の作業となります。

今月末には足場を撤去する予定で動いておりますので、それまでに外壁、コーキング、目隠しルーバーなどを終わらせなければなりませんが、まだまだ作業は残っておりますので、天候が悪いとか寒いとか言っている場合ではありません。

外に30分程度居るだけで、手足の感覚が麻痺するぐらいの寒さのかな、職人さん達は黙々と仕事を進められ、本当に頭が下がる思いです。

・前面道路からの外観

内外装の仕上げが進んでいきますと、この建物のコンセプトである「ヴィンテージ&ラグジュアリー」がより明確になり、先日オーナー様も現場にて立会い確認をいたしましたが、とても喜んで頂き嬉しい限りです。 

この現場も、違う現場もそうですが、材料と材料がぶつかるところに「納まり」があり、それをスッキリと美しく納めることが建築設計事務所の魂といっても過言では無いぐらい、とても大事な部分です。

タイル同士の壁の出隅、床の材料が異なる部分の見切り(今回は真鍮目地棒)、下地が異なる内外同一のタイル貼り、建具と壁天井の取り合い…山ほどそういった箇所はあります。

・室内タイルとサッシュと外部タイル(左より)

これらは全て図面に落とせませんので、現場にて監督や職人さんと、知恵を出し合い指示をさせて頂く流れで決まっていきます。その全ては数ミリ単位での調整や特殊な製作品で対応するなどを行いますので、気が抜けない監理であります。

完成写真上は、そういった部分をアップで撮ることはありませんが、空間全体のシャープさがそれらが齎せた部分となります。引き続きしっかり見て参ります。

・杉型枠コンクリートとSOLIDO

・室内の磁器質タイルW1,200*H600

・1階テラス部分