まずはやってみる！

僕が伊勢の山の中に「伊勢ハンドワークベース」と名付けた古民家を所有していることは、知る人ぞ知ることかと思いますが、その根本的な姿勢の中には、「まずはやってみたい！」という性格が表れているような気がします。

この姿勢は夫婦共通だと思います。たぶん…僕の奥さんは電動工具も使いこなす女だし、失敗も決して恐れない度胸もある、なかなかのツワモノなのです。

僕たち設計士の仕事は、基本的に経験と想像から新しい、大切なものを生み出すのが仕事であるため、結構多角的に思考し、リスクを消すためのシミュレーションを繰り返すのだけれども、結局のところは、何においても、実際にやってみないとわからないところがある。こう言っては元も子もないけれど、真実だから仕方ありません。

屋根に上り、木を伐り、石と戯れ、タイルも貼ってみる。そうすることによって見えてくることがある。自分の頭の中だけが理想ではないことに気づかされる。頭と体全体を使って何かに没頭すること自体の楽しさも感じることができる。

とやかく言う前にとりあえずやってみる。これが僕の基本姿勢であって、目指すべきあり方でもあります。考えすぎると疲れますしね～