東区「筒井の家」工事着工


長期優良住宅の木造3階建

2023.10.22

東区「筒井の家」工事着工

この敷地のある名古屋市東区筒井はかなり以前より「筒井区画整理事業」による整理中の土地でして、換地処分が実行されるまで仮に割り当てられる土地となります。

とは言え、仮換地と言えども、区画整理組合の境界立会い。76条申請などを経て、正確な敷地として確定した上での建築となります。

今回の敷地の用途地域は、近隣商業地域・準防火地域と街中らしい用途ですので、住宅を計画する上では大きな妨げとなる法規は特にありません。3階建て住宅となりますので準耐火構造、防火設備などが必須になりますが。

・プレゼンテーション時のスケッチ

家族構成としては、ご夫婦とお生まれになった赤ちゃんの三人暮らしとなります。1階はご主人の書斎、応接室、そしてインナーガレージで、2階に大きなリビング・ダイニング・キッチン、パントリーと少し大きめのバルコニー、3階は主寝室、2室の子供部屋、収納、水回りという構成です。

そして、この家の大きな特徴的な部分として屋上です。なんと屋上に信楽焼の浴槽を設け、デッキ材を敷き込み、ステンレスの作業台、シンクを設け多人数でのバーベキューなど楽しめるような作りとなっております。

構造計算上も(長期優良住宅なので耐震等級3)浴槽、水の重さなどを考慮して構造設計を致しました。

・屋上のデッキテラスと信楽焼の浴槽

外観は定番のSOLIDOとヴィンテージ煉瓦タイルとガルバリウム鋼板の3種類。いつもと同じくガルバリウム後半はエッジを効かせた曲げ加工とします。

意匠的に化粧されている面は道路側の北面と西面です。かなり閉鎖的なデザインとしましたが、東面は大きな開口部も含めて多くのサッシュを設けておりますので、室内は光に包まれた空間となると思います。

来月の中旬に基礎工事着工、12月初旬に上棟と進んでいく予定となります。また機会がありましたらBLOGにて進捗状況などをレポートしますのでお楽しみに。

・東、南面からの模型写真