稲沢の家 愛知県稲沢市

設計中に諸々の諸事情があり、土地探しからの家創りに計画変更になったＫ様邸。その遅れを少しでも取り戻すべく今回も沢山の候補地を見てまわりましたが、駅までの立地、予算とのバランス、住み慣れたエリアなどを考慮し、この土地に決定しました。一見すると間口の大きさが気になりますが、南側が抜けており、東側も現状は平屋の為、採光には問題なく十分なポテンシャルのある土地だと思いました。

全体の構成としては奥行がある土地なので、敷地中心部は光が落ちづらいです。その問題の解消の為に建物の真ん中に穴を開けるようなイメージでプランにし、その穴から玄関ポーチや各部屋に光を落としこみ分散しました。

構造との兼ね合いもありましたがＬＤＫはできるだけ大きく広く高くとりたかったので、土地形状、外観からは想像つきづらい、開放的になＬＤＫとなりました。そのＬＤＫの上にはロフトスペースと屋上バルコニーを設けています。

個室は基本的に主寝室のみとし、あとの個室のはこれからの可変性を考慮し、あいまいな空間としています。