日帰り富山県出張の旅


秋の風景の中を走る・走る・走る

2023.11.10

日帰り富山県出張の旅

名古屋から富山県(富山市内)まで、高速道路と一般道を走るルートで片道約250kmで所要時間は約3時間半。往復ですので500kmの7時間。一般的な一日の勤務時間が8時間だとすると、ほぼ運転で一日が終わる計算になりますが、それでは全く仕事になりませんので、長距離移動の出張の場合、早朝出発し夜遅い時間に帰宅というスタイルとなります。

出張の目的はひとつ。お客様との設計打合せです。そこに最大のエネルギーを使わなければ行く意味を持ちませんが、さすがに7時間も運転するとなると気持ち的には辛くなります。

早朝の行きは、季節の風景を愉しみ、好きな音楽の世界観に包まれた車内空間でモチベーションを上げ、逆に真っ暗な帰り道は、孤独な空間をより孤独に過ごす為の切ない音色のジャズを聴いたりします。

今回の設計打合せの内容は、まだ明確にお話が出来る段階ではありませんが、時間を置きながらゆっくり進めてまいりまして、ヒアリングから数えて4回目の打合せとなりました。

・標高1,000mの数河高原の山頂付近。飛騨地方でも屈指の豪雪地帯で、年間累積降雪量は10mを超える。​​​​​

打合せを重ねる毎に、自分達が目指す家の在り方など意見が活発になります。実は、今日 大きな変更がありましたので、一度 頭の中を空っぽにして再度組み立てたいと思います。

打合せ後、宅地造成がほぼ終わった計画地の視察もしてきました。そこで感じた風景、音、匂いなど、自分自身が感じる部分を全て吸収してきました。それも今後の設計に生かしていきたいと思います。

温かい太平洋側とは異なり、富山県での仕事は雪が解けた春先から工事着工する流れが通常で、スケジュールを逆算をすると、それまでに基本設計、実施設計、構造計算、許認可などなどが終わっていなければなりません。つまり、秋から冬にかけて車を走らせる事になる流れとなります。

・打合せ場所のTETTO CASA TOYAMA(藤井建設工業)

富山と岐阜の山深い県境は、積雪または凍結しているのが普通ですので、かなり気を付けて運転をしなければ、4WD+スタッドレスタイヤを履いていたところで簡単にスリップしてしまいます。今の私の車は2駆のFRですのでこれでは到底無理です。さらに自分自身の体の具合もベストな状態にしなければ、厳しい富山までの道のりをクリアーすることは出来ません。

ひとまず頑張るしかありません。

(写真は富山県での実績の一部)