稲沢市に樹木を選びに行く


実際の樹形を確認に。

2024.03.20

稲沢市に樹木を選びに行く

愛知県稲沢市は国内でも屈指の庭園用樹木の産地であります。その歴史は、とても古く嘉暦3年(1328年)に、市内の円興寺(現矢合町国分寺)の住職柏庵禅師が、中国から柑橘苗木の生産技術を持ち帰り、近隣の農家に伝授したのが始まりとのです。(稲沢市役所ホームページより)

今日は時折、粉雪が舞うとても寒い日でしたが、オーナー様と造園家と設計者で出荷待ちの樹木が植えてある土場に行ってきました。

写真で見るのと、実際とではまるで別物です。スケール感もそうですが、細かな枝や株の入り方など、目で確認しないとその良さはわかりません。

設計時は「欅」を植えたいと考えていましたが、このエリアでは流通が少ないのと、植えた後の枯れなどのリスクも高いとの事で、造園家のお勧めする「桂」を中心に見てきました。それ以外にもいい樹形の木がありましたが、バランスがとても大切になるので、選んだ「桂」を主役として考え、それ以外は名脇役に徹してもらえるようなセレクトをしていきたいと思います。