横浜市内でも緑溢れる閑静な住宅地にあるこの「あざみ野の家」 (設計タイトルは、あざみのみなみのみんなのいえ)
第一種低層住居専用地域(建蔽率40%・容積率80%)法規制を受けるこの建物の構成は、6段の階段アプローチを登ると、玄関に向かえ入れられます。玄関のドアを開けた瞬間、目に飛び込んでくるのはスレンダーな鉄と踏み板の木でデザインされたスケルトン階段のあるエントランスホール。
その空間に面してあるのは大きなLDK空間。それを間仕切る建具は床から天井までの大きな特注の引き込み建具。LDKの奥には3帖程の小さな和室。それぞれの空間からデッキテラスにアプローチが出来、内外が一体となる構成としました。
2階はプライベートゾーンとなり、マスターベッドルーム、二部屋の子供部屋、浴室、パウダールーム。面白いのが、トップライト(天窓)のある明るい廊下に面して設けられた壁面収納。お洒落なクライアント様の洋服をたっぷり収納できるような工夫を随所に盛り込みました。
外部はメンテナンス重視と、シャープな印象を持たせるようにガルバリウム鋼板(金属サイディング)と冷たくなりすぎないように木のフェンスで雰囲気を和らげたデザインとしました。これからも家族の皆様が健やかに暮らせるよう願っております。
設計監理: アイシーエー・アソシエィツ一級建築士事務所(横浜) 撮影: 加納準