富山県での設計では、独特の厳しい気候風土を考え、外壁には金属サイディングを基本素材として採用をしております。
名古屋や太平洋側のエリアですと、窯業系サイディングボードに吹付塗装や左官鏝押えなど、豊かなバリエーションを用意していますが、富山は一年通して高い湿度がある傾向で、建築後直ぐに「カビ」が外壁を汚します。
ですので「カビ」がつきにくい素材、掃除のしやすい素材を考え金属サイディングを基本素材とした経緯があります。
立山連峰を眺められる素晴らしいロケーションにある「YANDOUの家」 ご両親の住まわれる母家の横に建てるという計画で始まりました。そこで意識したのが母家との関係です。母家はまるで城のような立派な瓦葺きの大きなお屋敷。玄関前の池には鯉が泳いでいる、そんな日本的な邸宅です。
富山県での設計では、独特の厳しい気候風土を考え、外壁には金属サイディングを基本素材として採用をしております。
名古屋や太平洋側のエリアですと、窯業系サイディングボードに吹付塗装や左官鏝押えなど、豊かなバリエーションを用意していますが、富山は一年通して高い湿度がある傾向で、建築後直ぐに「カビ」が外壁を汚します。
ですので「カビ」がつきにくい素材、掃除のしやすい素材を考え金属サイディングを基本素材とした経緯があります。
*基本設計打合せの様子(TETTO CASA TOYAMA STUDIOにて)
設計では「シンプル」というキーワードにして色々と考えました。外壁は先述したように金属サイディング。玄関周りはアクセントとして羽目板張り。間取りもとてもシンプルな構成としました。
キッチンとパントリーとの関係、ファミリークローゼットから洗面脱衣室、浴室までの流れるような動線は勿論のこと、LDKの一角には畳コーナーを設け、食後の休憩やお子様の遊び場、洗濯物のたたみ場として、色々と考えられる生活シーンに応じた場所となっています。
2階は3部屋の居室とご主人の書斎。とても小さな書斎ではありますが、とても満足をしていただいている様で嬉しくなります。
階段室から眺める雄大な「立山連峰」を日々の暮らしの中で感じるなんて、富山ならではでとても素敵です。この建物が、徐々にオーナー様ご家族のカラーに染まっていく様を見守っていきたいと思います。ありがとうございました。
*外壁ガルバリウム鋼板の施工中の現場
設計監理: アイシーエー・アソシエィツ一級建築士事務所