店舗の1階は美容院です。アイランド形状の4面カット台と2台のシャンプー台とシンプルな構成で、武骨なチェッカープレートの鉄骨階段を上がると2階はカフェ空間となります。(今後営業予定)
このカフェ空間はオーナー様の趣味を前面に出したインテリアにすると計画時に伺っていましたので、どんな空間になるのかとても楽しみです。
オーナー様は名古屋市内で既に店舗経営をされていらっしゃって、今回は2号店ということになります。
この長久手「岩作の家」は店舗併用住宅です。外観上は一体となったデザインで大きな建物に見えますが、実は2階部分は完全に住居と店舗とセパレートをした設計となっております。
店舗の1階は美容院です。アイランド形状の4面カット台と2台のシャンプー台とシンプルな構成で、武骨なチェッカープレートの鉄骨階段を上がると2階はカフェ空間となります。(今後営業予定)
このカフェ空間はオーナー様の趣味を前面に出したインテリアにすると計画時に伺っていましたので、どんな空間になるのかとても楽しみです。
オーナー様は名古屋市内で既に店舗経営をされていらっしゃって、今回は2号店ということになります。
住居部分に関しては、設計意図的に「暮らし」を感じないように計画しましたので、外観からは全く想像が出来ないと思いますが、1階はLDKと小上がり畳コーナーと和室。そして浴室、洗面脱衣室、トイレという構成となっています。2階は洋室の個室が2部屋となります。
外壁は、ここ最近弊社の設計案件では定番となりつつあるセメント板(ソリド)の鎧張りです。屋根から破風、袖壁の見付けなど鋭利な板金曲げ加工とし、全体的にクールでシャープな印象にしました。それを少し柔らかくする表現として、木目の軒天を張りました。
内装の造作家具は、モールテックス仕上げとし、ミラーのフレームは真鍮製、鉄骨部分は全て表しの武骨な表現としました。
新築でありながら、ピカピカの新品感が少ないいい空間となりました。設計者としてはもっとヴィンテージ感があっても良いかと思う部分もありますが、これに関しては時間が解決してくれるでしょう。
素材を考えている時にいつも思い浮かぶ言葉があります。
かつての英国貴族は、新品でピカピカのジャケットや靴はカッコ悪いからと、1年ぐらい執事に身につけさせて、いい感じにクタッとしたところで自分が使ったといいます。ヴィンテージの質感を好み、ヴィンテージを大切に扱う考えがとても好きです。
これからオーナー様の個性により、この空間は更に磨きがかかると思います。自分らしい空間に仕立ててくださいね。
設計監理: アイシーエー・アソシエィツ一級建築士事務所