最初のこの敷地を見た時の印象は、敷地面積そのものは割と大きいのですが、計画上の制約を多く受ける事による計画の難しさを直感しました。
まず、道路から敷地が約3M弱高い点。これに関しては、当初よりガレージの計画予定でしたので全く問題視はしませんでしたが、隣地境界線側の二面にはしっかりとした土留めの擁壁があり、その擁壁の基礎底盤が大きく張り出しており、計画する建物との距離を離隔しないと干渉する点。
つまり、その基礎の底盤の寸法でこの建物のボリュームは決まるという事を、頭の中にしっかり入れて計画をしました。