この岐阜市「茜部の家」は新しく開発された8区画の中の1つに、分譲住宅として造られました。外観のボリュームからは想像できないとは思いますが、延床面積は100平米を切っている30坪。このコンパクトな中に、色々な要素が詰まっています。
1階は玄関、玄関ホール、シューズクローゼット、トイレ、大きなリネン棚のある洗面脱衣室、1616の浴室、そして20帖オーバーのLDK。リビング階段から2階に上がると、高窓のある廊下、そしてトイレ。居室に関しては将来的に分けることのできる子供部屋が2室と主寝室。それぞれ壁面に収納も設けました。すなわち3LDKというボリュームの家という事になります。
コンパクトでありながらも無駄をなくすことで実現できたゆったり空間。分譲住宅という「誰が住むのか不明」という、お客様との打ち合わせを重視する注文住宅の設計をする私たちとしては、想像の連続ではありましたが、一つの分譲住宅としての在り方を表現できたのではないかと自負致します。
設計監理: アイシーエー・アソシエィツ一級建築士事務所(名古屋)