この建物の外壁の仕上げは基本2種類。それにアクセント的な材料を2種類用いていますので合計4種類ということになります。
メインはヴィンテージ感溢れるブリックタイルです。いつもは古煉瓦のスライスを用いますが、鉄骨3階建てであること、全面道路の人の通行量もあり、万が一剥離した際の安全面などを考慮して、セメントで成型されたブリック煉瓦タイルをスペックしました。
それと全面的にガルバリウム鋼板です。これも煉瓦の張り方と同じような雰囲気になるように交互に重なるような張り方(馬目地)で施工しました。
それとアクセント的な材料は、木製樹脂ルーバーとモールテックスです。全体的に重厚な雰囲気ではありますが、大きな面である煉瓦壁は写真ではわかりずらいのですが、キャンティレバー(躯体から持出し)なので、重量感に対して相反する軽さも感じるデザインとしています。