千種区「法王町の家」久しぶりの訪問と瑞穂区「岳見町の家」打合せ


名古屋市風致地区は規制が盛り沢山

2020.10.03

千種区「法王町の家」久しぶりの訪問と瑞穂区「岳見町の家」打合せ

久しぶりに千種区「法王町の家」のY様宅にお伺い致しました。毎日使う階段の床の塗装が一部剥がれてきていると言うことでタッチアップ補修と(本来は工務店が行いますが)洗濯干し金物を外壁面に取り付けたいとの事で、その施工(これも本来は工務店ですが)をしてきました。 

作業的には約20分程度ではありましたが、久しぶりという事や、在宅勤務で人恋しい気持ちだったのかは別として、雑談が長くなってしまい、気がつけば2時間経過。大慌てで事務所に戻ってきました。建物はいつも綺麗に使って頂いている様子で、とても嬉しい気持ちで去りました。

事務所での打合せは現在基本設計中の瑞穂区「岳見町の家」の打合せです。今回のテーマは外構計画の中の植栽工事についてです。外構の打合せは通常、建築設計の終盤が一般的ではありますが、この案件はこの時期にやらないと次に進む事ができないのです。 

その理由は、計画地が名古屋市の条例で定められた「風致地区」内でありまして、高さなどの制限は当然の事、植栽についての規制もあり、その打合せをさせて頂きました。建築確認申請を提出する前に、この風致の申請を出さなければならないので、この時期での打合せとなります。

敷地面積に対して30%の緑地帯を設けるという厳しい規定です。建築の建蔽率も同じく30%なので、両方を足すと60%となり、残りの40%は駐車場やアプローチなどになる計画です。余ったところは全て植栽になるぐらいのボリュームとなります。

高木、中高木、低木と植える樹木によって、一本あたりの面積が異なりますので平面図にプロットして植栽面積をカウントしながら樹種などを決めていきます。

今日はイメージのヒアリングという事で、次回はCGを用いてご提案を行う予定です。建築の材料決めの打合せぐらいの盛り上がりでした。まるで別荘に暮らす感覚の邸宅となりそうです。とても楽しみですね。