写真の車はイタリア アルファロメオ製のスパイダーベローチェという1991年製(25年前)の車で、名古屋スタジオで設計監理させて頂いたお客様から譲り受けた車です。
イタリアが誇るカロッツェリアの名門ピニンファリーナによるデザインで、時代を経ても尚、古さを感じないスタイリッシュな姿に、多くのアルファロメオファンが憧れる名車です。
しかし、流石に製造後25年という時の変化に、機械の塊である車としては、少々ガタかきてるのが現状。新車のようなスペックは最早、期待できる筈などございません。ちなみに新車時のスペックが発揮出来たとしても現代の軽四に楽勝に負ける性能ですが。
そこでオーナーとして出来る事は何かと言えば、日常の小まめなメンテナンスです。基本中の基本としては、エンジンオイルを常にフレッシュな粘りのあるオイル に交換し、ブレーキ系統(オイル、パッドなど)の点検、走行に対して適切な空気圧チェック、この時代のイタリア車のウィークポイントである電気系統の チェック(配線が焦げてないかとか)などなど、素人でも出来るメンテナンスが山ほどあります。ちなみにこの車は電気系統からのスパークでよく燃えるらしいです。笑
こうやって日常的にメンテナンスをすることにより、良いコンディションを保ち、自分の命を預ける頼もしい生命を持ったモノとなる感覚を僕は実感しております。
建築も正に同じような事が言えます。家族の命を守る建物も、日常の目視チェックで日々の変化を感じ取り、メンテナンスをすることにより、長く大切に使えますよね。多少、無理矢理に建築の話に持っていきましたがお許しを。笑
皆さまもモノに命宿る 感覚をどうぞ楽しみながら感じとって下さい!じゃあ