平和が丘の家「写真撮影」－インテリアデコレーション編－

グリーン・オブジェ・ファブリック・ラグ・インテリア小物 etc. 建築そして、室内空間との調和、そしてオーナー様の好みを探りながら、ひとつひとつセレクトさせて頂きました。

ほぼ仕上がってきた頃に、Y様から、「自分の作品を飾りました」と。素敵なポートフォリオ、このタイミングで出されるとは何とも奥ゆかしいというか、心憎いです。 Y様から「花器を購入しようと思うんだけれど、これこれ・・どう思いますか？」「このクッションを買い足そうかと思いますが・・」と画像を送ってくださったり、このようにご相談を持ちかけて頂けることは本当に嬉しいことですし、冥利に尽きます。

そして、竣工写真の撮影当日の朝、Y様とフラワーギャラリーへ出掛け、お目当ての花器を購入！花材の調達をし、いよいよセッティングです。

雨模様ではじまった朝でしたが、お昼前には雨も上がり、絶好の撮影日和へと。 水平ラインが潔いサロン部分、そして、中庭がつなぐ住居部分へと奥行きがもたらされた外観は、ヴィンテージ感深まる素材で構成されています。

竣工2ヶ月ですが、もうすでに風格が生まれ始めています。 室内空間は、グレーを基調としたダークトーンですが、随所にグリーンが施され、生き生きとした表情がプラスされています。

そこにご家族が集まると、和やかで温かな空気に満ち溢れ、その様子に私たちの気持ちもほどけてしまう程でした。 それはいつもの家族の風景なんだろうな～と。ご家族は、自然体で気負いがなく、とても穏やかな愛を育まれています。

日が落ちる時間も早まりつつあるこの頃、早々に夜の部へと。 サロンにエタノール暖炉に炎を灯すと、空間は、ますますグラマラスな雰囲気になり、皆で盛り上がりながらの撮影となりました。

煙さえも出ないエタノール暖炉は、キャンドルを灯す様な手軽さでありながら、空間に格別の存在感を現します。炎を愛でる癒しと高揚感は他では得られない！と今回もあらためて五感に響き、確信しました。

東京そしてロンドンで活動されたヘアーメークアーティストのY様、2010年本山に美容室をオープン、そしてこのたびサロン＋住居の設計依頼を頂き、今年の夏、平和が丘に移転オープンされました。

Y様のヘアーメークに加え、エステティシャンの奥様の施術が受けられる、隠れ家的プライベートサロン。 アプローチ、中庭、そして、インドアグリーン・・と、緑に囲まれたその空間は、オーナー様ご夫婦の心配りと優しさが散りばめられ、自分だけに用意された癒しの時に包まれます。

サロンの椅子に座ると、その壁には、繊細かつダイナミックなウォールアートが！Y様と親交の深いアーティストが描かれた作品です。 通りからの視線を和らげるためにブロンズ色のミラーカーテンを製作し、より落ち着いて寛げる雰囲気となりました。