B&B Italia のヴィンテージソファ


ALANDA (Paolo Piva)

2017.01.17

B&B Italia のヴィンテージソファ

B&B Italia のヴィンテージソファを手にして…(上の写真ではありません)

どうも佐々木です。いつもBlogをご覧頂きありがとうございます。今回も建築でも車でも炎でも無く、前回と同様に"家具"について書きますので最後までお付合いよろしくお願いします。

弊社の関連企業で、暖炉の輸入販売をする会社(Vecchio e Nuovo Giappone)のからみで、このB&B Italiaさんもそうですが、国内有数のインテリアブランドとお付合いがあり、新品のソファじゃなくヴィンテージ(中古)を買ったなんて非難囂々かもしれませんが、僕は昔からヴィンテージ、アンティーク、中古品を愛する男でして、このソファも、ヴィンテージカーを手に入れた感覚でリペアをして新品同様に蘇らせて使う予定です。なので許してください。笑

今回、手に入れたソファはB&B Italiaの代表作のソファと言っても過言ではないと思われる、ALANDAです。デザイナーはパオロ・ピーヴァ。当時、ヘッドレスト、アームレストが調整できる画期的なソファとして注目を浴びました。機能と洗練されたデザイン性、座り心地、全てにおいてハイクオリティなソファです。ヴィンテージといえども設計、基本構造がしっかりしているので、まったく古さを感じません。

改めてB&B Italiaについてご紹介します。B&B Italiaは、野心的で才気溢れる起業家、ピエロ・アンブロージョ・ブズネリによって1966年に創立されました。ちなみに僕が生まれた年です。笑

●パオロ・ピーヴァ

そして、その後またたく間に世界中の家具業界から注目を集める存在となります。 この急速な成長を支えたのは、B&B Italiaが初めて開発に成功した非常に活気的で斬新な家具製造方法の数々でした。ピエロ・ブズネリの驚くべき先見の明は、彼と強い信頼関係で結ばれた デザイナーたちとともに積極的に新しい工業手法を考案し、時代が求め、人々が夢みる、そして デザイナーが思い描くとおりの家具を次々と実現していきました。 現在に至るまで引き継がれているそのB&B Italiaの革新的な技術とアイデアの創造は、創業当時 より他とは一線を画していたのです。

ちなみにB&Bの前はC&B Italiaだったという話はご存知でしょうか?「C」はカッシーナ社を創業したチェザーレ・カッシーナの「C」で「B」は創業者ブスネリの「B」 チェザーレ・カッシーナは、野心家ピエロ・ブスネリのビジネス提案に乗り、1966年ブスネリは所持金全てを、チェザーレ・カッシーナは同じ金額を出資し、お互いの頭文字をとってC&B Italiaが会社が誕生したのです。

そんな当時の家具の写真をご覧になって頂きましょう。C&B Italiaの時代も多くの名作がありますが、僕が一番好きなマリオベリーニのチェアを選ばせて頂きました。

ソファーのベースにモールド・ポリウレタンフォームを使用し、ふんわりした革をまとった大きな座布団のようなクッションにキャスターの付いたプラスチックフレームを組み合わせた見た目からも座り心地の良さがわかるぐらいのシステムソファです。

今見ても全然色褪せてなくて魅力のある家具です。何とか手に入れてコレクションに入れたいと野望を持っております。笑

●マリオベリーニのデザインしたチェア

そんなこんなで、2階のリノベーションに合わせて整理整頓のつもりで売却をした家具に変わって新たなヴィンテージコレクションが怖いぐらいの勢いで増えまくっていまして、多分普通の方が弊社の2階nu salonに来たならばインテリアショップか、大きなキッチンのあるショールームに見えるでしょう。というかそのつもりですけど。笑

そんなヴィンテージな家具の揃う摩訶不思議な空間で、これから沢山のお客様の設計打合せや、建築相談、業者さんとの打合せ、スタッフミーティングなど…より深く魅力的な空間に仕上がっていくよう気を遣って運営したいですね。是非いらしてくださいませ。じゃあ

●今回 nu salonにやってきたソファ 年代的にやはり革の縫い目のほつれや革の擦れなどがありますが、丁寧にレストアレーションをしてどの時代にもマッチするデザインの素晴らしさを色々な方に見て頂くつもりです。

●昨年の2016年に家具のみならずラグジュアリーなライフスタイルを提案するグループの経営陣に変わり、これまでと比べ物にならない程のパワーを感じるようになったB&B Italia。写真は北青山のB&B Italia ※奥に弊社関連企業のVecchio e Nuovo Giapponeのアイコン的なプロダクトCocoon Fire。この空間によくマッチしております。