ですので見た感じは、少し硬いかなって思うでしょうが、実はスチールと革の張力がもたらす弾力性により素晴らしい座り心地なんです。
一見するとシンプルなフォルムですが、後ろから見ると、まるでノートを束ねる金具の様なデザインになっているのもユニークですよね。使い込むほどに体に馴染むレザーの優れた座り心地を実現している名作だと感じています。
Paolo Piva(パオロ・ピーヴァ)によって1985年にデザインされた今回のArcadiaチェアシリーズですが、覚えていらっしゃる方は「あぁ!」と思われたかもしれません。そうです前回の家具ブログでご紹介しましたB&B ItaliaのALANDA のデザイナーもパオロなんですね。
nu bldg.の2階のFit-Vita入口の待合いを置かれたパオロのヴィンテージのソファーは、置いてまだ10日間ぐらいしか経過していないにもかかわらず、昔からそこに あったような威風堂々とした佇まいに、座るというより眺めてしまうようなオブジェ化しているように感じるぐらいです。