今年も早いもので11月となりました。残り2ヶ月です。コロナ禍の中、ウッドショックや半導体不足など価格面、流通面など、とても苦労の多い建設業界です。まだまだこの流れは当分続くと思われているので、気が休まりません。
さて、今朝は三件の現場を巡回して出社です。まずは、先週の木曜日に上棟を行いました千種区「鹿子町の家」です。
二日間にわたる上棟も終え、鉄骨階段も2本取り付けられ、今月中頃を予定しています瑕疵担保責任保険の中間検査、行政の中間検査に向けて工事は粛々と進行しております。
写真はこの住宅の階層がわかりやすいアングルでの写真です。地盤面より下がった半地下に外部倉庫、そして1階床面、階段の踊り場にあたる位置に中二階の収納部屋、そして階段が上がったところが2階です。そして2階から更に階段を上がったところがロフトということになり、合計5層の空間構成となっています。(※建築基準法上は2階建となりますが)
こちらの家は法規的にとても厳しく、低い建蔽率、容積率、壁面後退、北側斜線、軒高7m以下、緑化義務などなどがあり、オーナー様のリクエストを聞きながら微妙に寸法を調整したりと設計はとても難解なプログラムを設計している感覚ではありましたが、このように形になると、その苦労した複雑な作業がとてもシンプルな形状となっていて、引き算の考えを多用した結果だと自負しました。
そして長久手市「五合池の家」に向かいました。先週の現場と変わらぬ様子で進行がありませんので、工務店に確認をしたところ明日から足場、型枠とのことで日を改めての現場入りとなります。
そして、瑞穂区「岳見町の家」の現場です。木工事も終盤となり、外壁の工事に移行します(本来はもう少し早いタイミングですが)来週は現場にてオーナー様と打ち合わせとなり、後半に向けて進んでいきます。
これ以外に瑞穂区「弥富町の家」、昭和区「滝川町の家」と現場がありますが、コーディネーターがしっかり現場監理をしてお客様と打合せをしているので今回の巡回はこの3件としました。事務所に戻り、年内に実施設計を上げる予定の二件の設計に勤しみたいと思います。