始まりと終わりの現場


「SOLIDの家」と「岳見町の家」

2022.01.27

始まりと終わりの現場

始まりがあれば終わりがある。今日の現場は、そんな対照的な監理です。まず朝一番で向かった現場は、2月から工事着工する市内の「SOLIDの家」です。 張り切って行ったせいか現場一番乗りでした。笑

今日は、これから基礎工事に入るにあたり、工務店の監督、基礎工事屋、水道工事屋と設計事務所が集まりまして、設計地盤面の高さや基礎の深さ、隣地の土地レベルとの取り合いなど、水道に関しては配管の取り回し、ルートなどを図面をベースに打ち合わせです。

施工上、特に大きな問題はありませんでしたが、前面道路が狭く一方通行なので土砂の搬出や工事車両の置き場、コンクリート打設時の車の配置などを考慮する必要があります。

日曜日には工務店とオーナー様とで近隣のご挨拶を行かれまして、いよいよ来週初めからスタートです。道路からの見た目は閉鎖的な生活感を感じさせない凛とした表情の建物になります。しかし、玄関から一歩入ると陽光、庭を眺められ全く印象の異なる表情となるでしょう。難しい部分が多々ある現場となりそうですが、とても楽しみです。

そして、次に向かったのは瑞穂区「岳見町の家」です。オーナー様と現地にて待ち合わせをして、引き渡しに向けての書類などのやりとりと、セルフビルド工事の確認です。

今回のセルフビルド工事の部分は、ご主人の書斎のデスクの天板をブラックレザーで仕上げるのと、開口部をフレームデザインしましたので、それらのモールディングの塗装です。

しかし、早々に問題が勃発して作業は中断。理由は何かというと、レザーの寸法が短くて材料を継がないとならないことが判明。実は事務所に余っていたレザーを使用することにしていて、生地の寸法を確認していなかった私のミスです。新たに購入して再度チャレンジする事となりました。

現場の方はと言うと、外部周りは終わり、これから植栽工事に入るのと、内装クロス工事に入った感じです。来月の12日の引き渡しに向けて全く余裕の無いスケジュールとなりましたが、気を抜かずに全力投球です。

弊社では、現在施行中の現場が7件、これから着工する現場が1件、設計中の仕事が3件と、一時の事と比べると少なくなったとは言え、まだまだ忙しい日々が当分続きます。

それぞれの家には、それぞれ異なるドラマがあります。間取りも仕上げも全て異なります。共通して言えることは、「依頼して良かった」と最後の言葉をいただく事です。頑張ります。