雪の降る寒い名古屋


お引渡しと現場監理に打合せなどなどの一日

2022.02.05

雪の降る寒い名古屋

時折、吹雪のようなとても寒い名古屋の朝です。まず向かったのは、本日おめでたくお引き渡しをさせていただきます瑞穂区「弥富町の家」です。 

写真でも伝わるかと思いますが、間口に対して高さが高く、まるで3階建てのようなファサードです。

実際、1階と2階の間に小屋裏収納部屋(高さ1.4M)を挟んだ構造となっていますので、通常の2階建てよりも約2M以上は高い建物となっています。

外壁は、SOLIDの鉄黒をチョイスし、シンプルな外観に重厚な雰囲気を醸し出しております。シンプルな構成だけに、コーナーやサッシュの取り合いなどの納まりはスッキリとするように工夫を致しました。

今回の引き渡しは建物の引き渡しです。引き続いて外構工事となりますので、最終工事が完工するまで見届けたいと思います。

全ての工事が終わった段階で完成写真撮影をさせていただく予定ですので、それで家の雰囲気を感じて頂ければと思いますが、この家の構成は1階に個室3部屋、2階にLDK。そして2階から少し上がったスキップフロアに和室と水回りとなります。 

ですので、フロア構成としては1階、小屋裏収納のある中2階、2階と、その上のスキップフロアの上の2階という4層構成となっていて、縦に広がる家です。

写真は和室です。弊社の設計で和室のある家の率は、この家を含めて現在進行中の案件10件中5件。つまり50%半分となります。

和室はとても便利な部屋で、客間として個室として洗濯物をたたんだり、チャイルドルームとして使える多目的室として活用できます。これからも和室を設計提案していきたいと思います。

そして次に向かったのは、ここから車で5分程度の瑞穂区「岳見町の家」です。 この家も近日中にお引渡しとなりますので、現場はまさに緊迫した状態であります。

内装工事、電気器具取り付け、設備機器取り付けなど各職人が慌ただしく仕事をしている様子を眺めながら、完了検査に向けて、申請図内容との整合性を確認しました。

こちらの現場も外壁はSOLID(錆鉄色)です。同じ材料でありながら、色の違いでこうも表情が異なるのかと、つくづく感じます。外壁の杉は、いづれ色が抜けてグレーに経年変化し、よりSOLIDとマッチングしていくと思います。

建築お引き渡し後、こちらの現場も外構、植栽工事が沢山あります。敷地面積に対して30%以上の緑化が義務のエリアですので、写真で見える土の部分は全て植栽となります。 

高台と言うこともありますが、どこの部屋からも緑が眺められ、燦々と降り注ぐ陽光に包まれた空間となるでしょう。

そして、この家のシンボルである「薪ストーブ」も設置されました。ここが名古屋市内であるのか?と思ってしまうような、まるで別荘ライクなスタイルの家です。薪ストーブを使っている自分としては、薪ストーブが導入されることがとても嬉しく、炎のある暮らしを楽しむ人が増えることに対して、言葉では表現できない気持ちになります。

薪の調達はとても大変ですが(購入される場合はラックまで入れてくれるので大変さは全くありませんので)、自分で調達した薪をストーブに焚べる瞬間の充実感やストーブの上で熱利用して作る料理は最高です。

これからも機会があれば、薪ストーブのある家をご提案していきたいと思います。