春日井市「大手小南の家」建築模型

設計を開始する際にオーナー様から頂いたリクエストは、ボックス系の白い箱型の家に、アクセントとして木ルーバー（格子）が組み込まれたデザイン。屋上に出てバーベキューを楽しみたい。設備的には屋根にソーラーパネル発電をし、全館空調システムと全部屋に床暖房の設置…との希望でした。

基本設計プランが進んだ現在として、設計サイドからオーナーのリクエストとは異なるアプローチで進行しております。

全ての材料や設備などにはメリット、デメリットがあり、それらを理解した上でスペックインするなら良いのですが、デメリットの意味を感じ取って頂き、納得の上で最終判断を頂けるよう色々とご提案をさせて頂いております。

・建物全体像

次回の打合せは、1/70で製作したアクリル板着色模型です。素材感を感じるように着色に工夫をしました。ここ最近ですとCGでの打合せが一般的に多いと認識しておりますが、弊社では以前より建築模型での打合せとしております。

手に取って、見たいアングルがすぐに理解できる事は勿論ですが、設計者としても今後の設計の中で難しい納まりや問題点などを考察し、リスクを防止する重要な役割や、施工業者との打合せでの意匠の伝達という存在でもあります。

毎回、建物が完成した際に完成写真と模型を見比べたりしますが、ほぼ同じになります。今回もそのようになるよう努力したいです。

・道路からみた玄関

写真は3月の花と言えばミモザ。毎年この季節のお客様からプレゼントとして頂きます。

花言葉は優雅、感謝、友情とのことです。ネットニュースで読んだ内容にはなりますが、イタリアでは3月8日を「フェスタ・デラ・ドンナ（女性の日）」と呼び、男性が女性に感謝の思いを込めてミモザを贈る日のようです。

皆さんも大切な女性に贈ってみては如何でしょうか。

その他写真

・西側外観（段窓は階段室）

・玄関と2階ファミリールームのサッシュ

・屋上デッキテラス（電動オーニングテント）

模型を眺めながら素材やプロポーションなどスタディ