2棟同時に設計監理契約締結(富山市)


富山でのicaaが考える「暮らしを中心とした家」

2016.08.17

2棟同時に設計監理契約締結(富山市)

富山市内にて新たなプロジェクトがスタートします。市内の便利な60坪ちょいの敷地に、1LDKのコンパクトな平屋の住宅2棟の設計監理のご依頼を頂き、本日プレゼンと同時に契約を交わしました。それと合わせてオフィスの設計監理の依頼も頂きましたが、まずは2棟から完璧にやりたいですね。

今でこそデザイナーズマンションとかクオリティの高い賃貸空間が増えましたが、やはりまだまだ賃貸住宅というと、オーナーサイドの利益性を追い求めて、住む側としては特に豊かな空間を期待できる訳も無く、ただただ我慢して住む…というのが多いと思いますが、今回のこのプロジェクトは全くそれとは異なります。(なのでお請けさせて頂いたのですが)

なんとテーマはリゾート。リゾートと一言で行っても海や川や山など色々なスタイルがありますが、ここはずばり「森に暮らす」的な山の別荘建築的な要素を取り入れた計画になるようペンを走らせて考えました。

歪な台形のような形状の敷地は、一般的にデメリット性が多く語られますが、その形状を逆手に取って、2棟の配置を意識的に不規則(ランダム)し、それぞれから視線が通らないような工夫と、その建物の間に豊かな緑のゾーンを配置し、街中でありながら、また賃貸住宅でありながらリラグゼーションを感じ、ホスピタリティに溢れたこれまでに無い賃貸住宅になるのではと、これから設計を始めるにあたり設計者の僕自身もワクワクしております。

賃貸住宅ということ=採算性をしっかりと考えないといけない、つまり建築コスト管理が一番の課題ではありますが、それをクリアーした価値のある賃貸住宅が、新しいスタイル提案として富山に広がり、僕達icaaが考える「暮らしを中心とした家」が具現化し、その考えがひとつふたつと浸透して増えていくことを期待したいですね。

来年の2月末には、完成する予定ですのでどうぞご期待ください。また、進捗状況をこのブログにてあげていきます。じゃあ