小さいからこそ最高の家(Vol.4)

2016.09.13

小さいからこそ最高の家(Vol.4)

弊社ICAアソシエイツは各担当者が勝手に好きなこと、日々感じたことを発信できるウィンドウとしてこのブログコーナーがあり、みんな日々の生活の中での出来事を書くことが多いなかで、私は勝手に「小さいからこそ最高の家」というテーマで真面目な内容をつづるのも今回で4回目。前回は納戸や収納庫が多すぎる家はダメ。何をどこに収納するのか、今後必要になるものと不要になるものをしっかり考えていくと、無駄なものを買わなくなるという話。

今回は子供部屋に関して書いてみようと思います。

「子供が大きくなってきて手狭になってきたから」という理由で新築を検討すると、必然的に子供部屋を大きくしがちですが、ここで冷静になって考えてみる。「本当に子供部屋が必要なのか。」

子供部屋は子供自身が一人きりで寝るようになるまでは使わないんじゃないかと。たぶん、多くの家庭は小さいうちは遊びも親の目の届くところ、リビングやダイニングで行う。小学生になって勉強したりするのも、きっとリビングのスタディーコーナーやダイニングテーブルだと思う。ちょっと余談ではあるけれど、LDKなどの親の目の届くところで勉強した子供の方が、自分の部屋で勉強する子供よりも東大に行く確立が高いらしい…まぁ、そんなことはいいんですが。

それでもやはり高校、大学生のうちは子供部屋が必要かもしれない。そりゃ年頃の子供は一人になりたい時だってあります。でもそんな時期も十年程度。もし、大学で一人暮らしを始めるたとすると数年程度。スタディーコーナー(書斎)がある程度、隔離されているのであれば、子供部屋に勉強机なんか置く必要はなくなり、子供部屋は寝るだけのスペースとなる。クローゼットが別であれば、実質的な広さは三畳から四畳程度あれば、決して不自由はないのである。もちろん家は生活の場であるわけだから、機能性が必要で、そこには最低限必要な広さというものは必ずある。そこはしっかりと残しながら、無駄なものを取り除いていくと、何かが見えてくるわけです。「コンパクトハウス」と活字にすると、なんだか狭苦しくて我慢の家みたいなイメージが出てくるかも知れませんが、実はそうではないのです。つづく