車のある暮らし


ネコパブオフィシャルディーラーが考えるガレージハウス

2016.05.26

車のある暮らし

ここ数年、言われ続けているキーワード「若者の車離れ」。その理由というものを分析した統計データを調べてみると、若年層の所得の減少や雇用の不安定化による購買力の低下だとか、高額な車両価格と維持費(税金・車検・駐車代・ガソリン代)などの経済的理由が大きな問題のようだ。また、高校卒業と同時に取った運転免許も、その費用や時間などを理由に免許証取得すらしないケースも多いとか。なんと、一年の中で一番車内で多く過ごす私としては信じがたい内容ではあるが、この問題に関しては専門家に任すとする。

私は車が好きだ。高校生の時はバイクが好きだったが、ある車を運転してから車という道具の虜になってしまった。それ以来、これまでに乗った車は21台。その内、国産車が3台。イタリア車が9台、ドイツ車が5台、イギリス社が2台、アメリカ車が2台という内訳だ。車との出会いから、その車との出来事や別れの時まで、今でも鮮明に覚えている。

外装、インテリア、設備、機能、それと一番大事な走り、それらの絶妙なバランスと自分の好みのフィーリングとのマッチングを追い求めて買い替えを続けていたように振り返るとそう思う。すべての車に共通して言えることは、中古でオンボロな車。それをコツコツと時間とお金を掛けてオリジナルのまま直していく過程は、まるで少年がプラモデルを作るようだと、諦め顔のワイフがそう話す。

そんな車好きな私だからと言うか、公共交通機関が嫌いで仕方がないからなのか、冒頭にお話したように一年の中で最も過ごす空間は、オフィスでも自宅でもホテルでも無い。そう車内である。どれぐらい車に乗るのかを軽く話すと、例えば名古屋から現場のある千葉県船橋市まで走らせる。その現場を離れ、富山の現場に移動。それが終われば、再び名古屋に戻る。それでも今ひとつピンとこない方には、このような表現がわかり易いかと思う。

名古屋→静岡→神奈川→東京→千葉→東京→埼玉→群馬→長野→新潟→富山→石川→福井→滋賀→岐阜→愛知という県を通過しての移動を毎週のように重ねる。この移動だけで、ざっと1,165km、13.5時間車内に居ることになる。これは、あくまで移動の時間だけだから実際の業務をすると、このような出張期間中は睡眠時間がほとんど無いに等しい。わたしの周りの友人や知人は冷ややかに口を揃えてこう言う。「馬鹿だね。新幹線や電車で行けばいいのに」と。

ガレージのあるオフィシャルディーラーという肩書き

当社は車好きな方ならご存知であろうネコ・パブリッシング。この会社の代表的な雑誌として「Car MAGAZINE」(旧名:スクランブル・カー・マガジン)や「Tipo」や「Ross」など、書店のクルマコーナーの大半がこの会社の雑誌では無いかと錯覚するぐらい車雑誌のパイオニア的な出版会社である。その会社が発行する車好きが納得できるこだわりのガレージを集めた雑誌、「ガレージのある家」がある。その雑誌が全国で数社しか認定していない“ガレージつくりのプロ”としてオフィシャルディーラーとして、これまでに多くのガレージハウスを紹介して頂いた。

ひと事でガレージと言っても、ショールームのような魅せるガレージ、整備工場のようなピットのようなガレージ、書斎の一部の様なホビールームの延長の様なガレージ…車の好みの数だけ色々なガレージが存在する。

単に車を納める車庫では無く、深い愛情を車に捧げる覚悟があるなら、是非、当社にガレージハウスの設計をご依頼くださいませ。ガレージと引き換えに奥様からオーダーキッチンのリクエストを覚悟して。笑