朝の散歩道


心の底からの深呼吸で始まる一日

2017.03.17

朝の散歩道

僕の自宅は隣地が緑に囲まれているのですが、すぐそばにも、東山の一万歩コースがあります。全長は6キロくらいですが、僕のお決まりコースは5キロくらいでしょうか。ある時は軽くジョギングしながら、ある時はゆっくりとした速度で歩きながら、朝のひと時を過ごしております。

雨が降ったり、気が乗らなかったりすると中止してしまうので、決して毎日のトレーニングではないのですが、42歳にもなると、結構、朝、ズバッと目が覚めてしまうのです。噂には聞いていましたが、若いころには考えもしなかった現象です。ストイックさの欠片もない、そんな散歩ですが、山道を歩いていると、なんといっても清々しく、思い切りの深呼吸ができますから、クセになってしまうんですね。実は普段の生活で、なんのためらいもなく深呼吸することって、なかなか無いのであります。ため息をつきたくなることは結構ありますが。

普段の汚れた心を浄化して、体の毒素(昨日のアルコール)を消し去るパワーが自然の中にはありますね。日常の中の感動を発見し提案する建築設計業に携わる者として、常に敏感な五感を保つ必要があるのですが、この散歩も、その一つになっていると思います。

僕より年配者のジョギングにすれ違ったり、学生のハードランニングとすれ違ったり、そのたび、「おはようございます」と言葉を交わします。気持ちのいいものです。ただ、時々、痛々しいほどヨレヨレとしたフォームで走ってくるオジサンと通り過ぎる時は、深呼吸を控え、呼吸を最小限にしてやり過ごします。折角のリフレッシュが…になってしまいますので…