Galette(ガレット)

2016.06.07

Galette(ガレット)

みんなガレットって知っているよね。フランス北西あたり、つまりブルターニュ辺りの郷土料理のガレットは、蕎麦粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を、熱々の平鉄板に注ぎ、薄い円形に伸ばしたそれに、生ハムなどの肉類、魚介類、おろしたグリュイエールやゴーダチーズ、鶏卵、サラダなどで飾って正方形に折りたたんで完成って感じの料理かな。なんとなくお好み焼きみたいな感じだよね。笑

この料理を始めて食べたのは、意外と遅く12〜13年前ぐらいだろうか。うちの家の近所に出来たビストロ ルバーブでだった。テーブルに出された時はなんと質素な料理だと少し憤りを感じたが、料理の歴史を聞いて納得した。

ブルターニュ地方は雨が多く、小麦の育成には不向きな土壌であり、痩せた土地であるそうだ。ここに中国原産の蕎麦がイスラム諸国を経由し、十字軍の持参により植えられたらしい。

蕎麦が充分に育つ作物として認められるようになってから、とても貧しい農民や労働者は、近代の初めまで蕎麦を利用したポリッジやガレットを主食としていた。 当時の伝統的なガレットは塩味だったが、現在は種類も具材も豊富になっているが、見た目はやっぱりガレットだから、そう僕の目に映ったんだろうね。

口にすると香ばしい蕎麦の香りと、チーズやハムなどの具材が醸し出すハーモニーで、見た目よりもとても美味い。会社からも近いので、時間と気持ちに余裕がある時はよくランチにこの店に来るし、夜は夜で本格的なディナーも楽しめる店だから、家族や知人友人とも来る店です。やはり、この料理には同じブルターニュ地方の喉越しのよいシュワシュワの林檎酒(シードル)がとてもよく合うよね。

ブルターニュ地方の風景

さてさて、まだガレットを食べたことが無くて、このブログを読んで興味を持った方、ガレットが大好きな方、まあまあ好きな方、どちらにしろ一度行ってきてね。じゃあ

Rhubarbe(ルバーブ)

いりなか店:名古屋市昭和区川名山町143

大名古屋ビルヂング店:名古屋市中村区名駅三丁目28番12号