icaa北陸の仕事


もうすぐ完成と上棟の現場

2017.10.29

icaa北陸の仕事

icaa北陸の仕事と題して今回は、ここ昨今の富山での仕事についてお話をさせて頂きます。まずは、来月の中頃に完成お引き渡しをお予定しております、高岡市の「泉の家」。この家は中庭のある大きな平屋建ての住宅となります。

外部の素材は、ここ富山での私たちicaaの建物に多く使っております「ガルバリウム鋼板」と「ヴィンテージスライス煉瓦」の組み合わせ。軒の天井も定番である「栂の防腐材混入塗装仕上げ」となります。

デザインは外部に対して閉鎖的なフェイスですが、家の中を覗き込まれないような位置に関しては大きなサッシュ(写真の上のサッシュなど)を設け、外部からの目線を気にしない、心より開放的になれるようホスピタリティを考えたデザインとなっています。

内部も外観と同じようなコンセプトで、それぞれの部屋に対して厳選をした素材をチョイス致しました。アプローチから玄関、そしてホールまで同じ素材のイタリア製のタイルを。このタイルも錆鉄をモチーフとした非常に味わい深い色、テクスチャーとなりました。

大きな空間の LDKはウォールナットの複層フローリング、暖炉周りも外装と揃えてヴィンテージスライス煉瓦タイルのボーダーを張り上げました。このブログで色々とご紹介したいところではありますが、完成した際の完成写真を楽しみにお待ち下さいませ。

そして、次にご紹介しますのは富山市内の「秋吉の家Part2」です。Part2というだけに実はこの現場の徒歩数分のところに3階建ての「秋吉の家」があり、(完成写真はまだです)これから「秋吉の家」がシリーズになって欲しいと願いを込めてそう命名いたしました。

この住宅の特徴は、これまでのicaa北陸スタジオではあまり使わなった素材を使用しております。それはジョリパットという素材を、大きな面の外壁材で覆う(吹き付けですが)ようなイメージです。

外観は目地の無い真っ白な壁。しかも開口部は極力少ないくし、とても印象的なデザインとなる予定です。敷地は角地であることと、敷地の間口いっぱいに建物の間口も広げより大きく、さらに階高も通常の住宅より高く、まるで3階建ての高さ的にもボリュームのある住宅であります。上棟を終えたばかりなので、内装やデザインコンセプトについては次回、お話をする機会があればさせて頂きます。

今後のicaa北陸の展開としては、年内に2件上棟の現場を控えており、(「西中野本町の家」「小杉の家」)これから設計が始まる案件が2件、設計受注の見込み案件が2件、そしてicaa北陸の念願であった金沢での案件の話も2件あり、富山を中心とした北陸に着実に根付くようこれからも誠心誠意取り組みたいと思います。ではまた