家づくりのパートナーとして建築家を選ぶこと

2016.06.12

家づくりのパートナーとして建築家を選ぶこと

昨日、既に某メーカーで家を建てた方から、「村上さんともっと早く出会ってれば。。」と言われた。だからこんなタイトルで書いてみよう。

「家づくりのパートナーとして建築家を選ぶこと」

よし!家建てよう!と思うきっかけは人それぞれ。子供が生まれたとか、今の住まいが手狭になってきたとか。この日本では、最初のステップとして、とりあえずハウジングセンターに行ってみよう、というのがほとんど。多くの住宅メーカーがモデルハウスを構え、トークの上手な営業マンが常駐する。ほとんどのお客さんが初めての家づくりであって、素人なわけだから、その営業マンから教えられることは多い。ただ、それは耐震性や住宅ローンなど、基本的なことと、自社商品のアピール。

そんな話をしているなかで、いつの間にか契約。あっとゆうまに家が建つ。営業マンは契約を取るプロ。さすが、という感じ。またハウジングセンターには多くのメーカーが集まっているので、それぞれのカタログをもらううちに、その中から選択しよう、という思考回路が働くらしい。

もちろんそれが悪いこととは思わない。営業マンの人柄やメーカーのブランドで家を「買う」のもひとつの方法だから。ただ、家づくりの方法と選択肢はそれだけではないという話。

まず、家は「買う」ではなく「つくる」という意識を持ってほしいんです。もちろん建売は別の話ですが。

例えば車はどこのディーラーで買っても届くモノは同じ。色などの仕様を選択して数ヶ月待てばそれが届く。だから、僕の場合、営業マンの人柄で買う。実は今まで乗ってきた車は全て同じ営業マンから買っている。ただ家の場合、そうゆうわけにはいかない。それは依頼先や担当者によって出来上がりがまったく異なるから。

一般的に家づくりのパートナーは販売のプロである営業マンになりがち。でも、最高の家をつくりたいのであれば、パートナーとして家づくり=ライフスタイル提案のプロである建築家を選ぶ方が絶対に良い。よくお客様にデザイン性の良い家、建築家の設計した家は耐震性や耐久性は大丈夫なのかと聞かれたりします。いちいち説明することはあまりしていないからです。(もちろん聞かれれば丁寧にご説明しますよ)ただ、性能に関することをしっかりと考慮するのは最低限、というか当たり前。それを売りにしていないから営業文句として言わないのです。

もう一歩、もう二歩、三歩、百歩踏み込んだ話をしましょうよ。どんなライフスタイルに憧れるのか。あなたとその家族にとって家はどうあるべきなのか。

そんな難しい話じゃないんです。夢を語るだけだから。一緒に夢を語り、プロの発想力を織り交ぜながらかたちにしていく。それができるのが僕ら建築家なんです。

一人でも多くの人を幸せにしたいなぁ、、

知ってほしいなぁ、僕らのこと。

子供と一緒に描いたウォールペイントが新居のアイコンに。塗料を塗れば真っ白な壁にもとどおり。

ホームパーティーの様子。こんなワンシーンを一緒にイメージしながら。