眠い目をこすりながら飲むエスプレッソ

2016.06.17

眠い目をこすりながら飲むエスプレッソ

どうも佐々木です。現在、3件の現場監理とこれから始まる2件の基本設計や、上棟を迎えるにあたり最終実施図の調整作業など慌ただしく飛びまくる一方でそれとは対照的にデスクに縛られる日々を過ごしております。

皆さんは珈琲が好きですか?それとも紅茶ですか?僕はほろ苦く濃いめのイタリアンローストの豆を挽いて煎れるエスプレッソが好きです。

デスクワークで業務と業務の繋ぎの休憩時間の一杯のエスプレッソを飲むと、なぜか創業した頃のほろ苦い思い出が蘇ります。新しく変わったオフィシャルサイトでは以前にあった会社の沿革ページも無くなりましたので、今回は眠い目をこすりながら熱いエスプレッソを片手にお話をさせて頂ければと。

今から15年前の2001年に名古屋市中区栄一丁目にて、古い3階建てのビルを一棟借り弊社はこの世の中に誕生しました。1階はカフェ、2階はヘアーサロン、3階は建築設計事務所という異業種が集まった少し変わった形態であり、これこそが弊社の企業コンセプトである “建築というフィールドをベースに色々な世界観を取り入れた暮らしが日々を楽しく美しく、ひいては人生を豊にするプラットホームとなる” そんな思いで運営していました。

COLUMN CAFE

1階で運営してましたカフェの名前です。このカフェを経営するにあたり、色々なカフェを巡り自分の店に適したエスプレッソを見つけることからスタートしました。エスプレッソはご存知のように高い圧力をかけて早く淹れるイタリア式の珈琲です。エキスプレス=特急というところから生まれたネーミングとのことですから、やはりイタリア。ファラーリやランボルギーニを輩出するスピードにこだわるお国柄なんでしょうか。笑

東京のこじんまりとした洒落たカフェにあった、いかにもイタリア製と思しき美しいマシーンとの出会い。それがうちのカフェの主役となった「LA CIMBALI」でした。そのマシーンに相応しい、かつ自分好みの豆を何度も何度もローストしてもらい決めたオリジナルロースト珈琲。本場イタリアの珈琲のバリエーションを研究し、かなりのアレンジメニューを出していました。

今では佐々木オリジナルローストを手に入れることも出来ないのでスーパーに並ぶillyで飲んでいますが、今なお健在のLA CIMBALIのマシーンで一手間二手間掛けて淹れる珈琲は格別のエスプレッソです。

カプセルを入れてボタンを押すだけで美味いエスプレッソが飲める時代になりましたが、たまには古いエスプレッソマシーン、いやタイムマシーンで淹れる珈琲も格別です。また、機会があれば当時の思い出話しをさせていただきます。じゃあ