現場で打合せ→諸々メーカーと打合せ


梅雨らしい雨空の中

2020.07.09

現場で打合せ→諸々メーカーと打合せ

今朝一番で向かった先は来週末に上棟を迎える昭和区「川名山町の坂の家」の現場です。基礎工事も終え、しっかり養生期間を取り、いよいよ建て方となります。今日は水道工事業者、現場監督、設計者の三者にて、先行配管をする「升」の位置や配管ルートの確認を致しました。

上棟の日は梅雨の合間の晴れ日を期待して向かえたいと思います。とても楽しみです。

そして、急いで会社に戻り、現在設計中の3軒の照明器具のレイアウト並びに器具選定の打合せです。

演出効果をかなり意識した横浜市「元町の家」は間接照明や目立たない器具選びをしラグジュアリーな計画とし、射水市「Casa diagonale」は室内の素材感や遊びココロを感じる計画とし、千種区「鹿子の家」は北欧モダンテイストなシンプルでいて機能性の高い計画とした打合せを行いました。

照明器具の打合せは単純に照明器具を決めるだけでは無く、内装の仕上げの反射率なども考慮しながら決めていきます。まだ内装が本決まりでない場合は、想定材料ベースに決めて、材料が確定次第見直しをするという流れとなります。

それぞれ建物が違いますので、それぞれが異なるいい雰囲気になると思います。この打合せ内容をベースにお客様にご提案するプレゼンテーションボードにまとめます。そして次の打合せは「全館空調システム」の打合せです。

全館空調システムとは、建物全体を空調管理をし、いつでもどこでも快適な温度管理が出来るシステムです。ここ最近、弊社でも導入を希望されるお客様がとても増えてきました。

色々なメーカーはありますが、システム的には機械室(小屋裏または2階据置き)を設け、そこからダクトを部屋の要所要所に引き、吹出し口を設けます。

快適なシステムを構築する上で、とても大事なのは設計当初からしっかり検討をする事です。全館空調は各部屋にエアコンが無く、室外機もたった2台(予備で1台)と、とてもすっきりしますが、室内から見えないところに色々とルールがあります。機械室の大きさやレイアウト、機械からダクトに接続し、天井裏を通すルート、効率の良い吹出し口、メンテナンスを考えた点検口の位置などです。

全館空調システムは設計初期段階で導入するか否かを判断して頂かないと、設計終盤で導入を希望されると平面図、断面図、立面図など大きく変わる可能性があります。このシステムを希望されるお客様は、初期段階で申し付けください。最適なレイアウトで快適なシステムをご提案致します。

と言う事で、本日の打合せを終え、これから溜まったデスクワークタイムです。建築設計事務所の仕事はこの時間帯からがとても大事です。