1966年製のKAWASAKI W1に憧れて

2016.06.21

1966年製のKAWASAKI W1に憧れて

建築の話よりも車や料理や犬の話ばっかりになっているようですがすみません。建築は書き出すと止まらないぐらいの内容となってしまい、どうも短文にまとめる才能が無いようですので今回も関係ない話を。笑

ある程度、歳を重ねると自分が生きてきた過去を少し回帰するようになると先輩達が言っていましたが、多分に漏れず僕もどうやらそんな傾向が見られるようになってきました。写真の美しいプロポーションのバイクは日本が誇る素晴らしいオートバイメーカーのKAWASAKIのW1です。戦前日本には今は無くなりましたが、多くのオートバイメーカーが存在しました。ハーレーダヴィッドソンのようなスタイルの「陸王」や「キャブトン」 そして今回紹介するKAWSAKIの前身(提携する前)の「メグロ」など魅力溢れるメーカーが沢山あったと聞いております。

初めてバイクを買ったのが、17歳の高校二年生の時。KAWASAKIの400ccのバイクでした。初めて乗った時のアスファルトが迫ってくるヘルメット越しの風景は今でも忘れられない思い出となっています。

1966年製というのが味噌でして、実は僕がこの世に誕生した歳。つまり今から50年前となります。馬鹿げたような回顧思考が働きまして、ここ最近 自分が生まれた歳に流行っていた歌やファッションや料理、勿論建築様式などを仕事の合間にネートサーフィンするのがマイブームなようです。当然生まれたばかりなので記憶も無ければ懐かしいという感情すらありませんが、どうも頭の中から離れずに困っております。

あれから32年が経ち、また少年のような妙な気持ちが芽生えてきまして、そんな僕の今の憧れは、自分の歳に誕生したバイクでのんびりと日本一周をすること。(出来ればヨーロッパ一周)

●海外向けのパンフレットより●今の現代車よりもシンプルで美しいフォルム。バイクに限らず車や家具や建築も当時の素材やディティールの方が優れていたものも多くあります。

美しい風景のところで佇み風景画を描いたりとか、想像すると嫌なことも忘れるぐらい長閑な気持ちにさせてくれます。そんなこんなのブログでした。じゃあね(心配性な家族が見ていないことを祈って)