申請関係がラッシュ


来年に向けての準備に勤しむ

2020.11.30

申請関係がラッシュ

建築をするには法律や条例に基づいて行政に申請をしなければなりません。

建築だけであれば建築確認申請を。宅地造成規制区域であれば開発許可申請か、開発が無いのであれば調書を。住環境に優れたエリアだと風致申請や緑化申請など、景観を大事にする地域ですと景観条例に基づく申請をと、一軒の建物を作るには、多くの行政機関に出向くことになります。 

そんな申請業務を年末も近いということもあり、キリのいいところで締めたいという気持ちや、設計スケジュール上、毎年この時期は慌ただしくなります。今日は風致許可と緑化適合証明を受け取り、この証明書を添付して一件の建築確認申請と、遠方なので直接行政機関に伺えないところには確認申請郵送受付の二件の確認申請を提出しました。

現在、提出中の別の案件の風致と景観の合格証をいただくミッションと新たに別の案件の風致申請と、それが受理次第に提出する確認申請と、お役所の担当者と顔馴染みになるぐらい通っております。

建築設計事務所というと、プランやデザインなど芸術的な仕事の印象を持たれる方が多いと思います。確かにデザイン面に関しては感性を発揮しなければ、格好いい建物はできませんので、芸術家的なアプローチも多くなりますが、実際の業務は法律など、ルールのある業務となります。

有資格者が設計をし、色々な書類を作成し、業者登録の会社が申請をして建築の許可を降ろします。と言っている間に、先日お引き渡しを終えました昭和区「川名山町の坂の家」で薪ストーブの設置をしていただいた会社からメールが来ました。

私は立ち会えませんでしたが、無事に「火入れ式」を終えたようで、お礼と合わせて写真が送られてきました。写真ではありますが、とても癒されました。