金沢と富山のミッション


北陸の二つの都市に泊まり

2021.07.12

金沢と富山のミッション

今回の出張初日の宿は金沢です。翌日の打合せが金沢なので、富山市射水市の現場から夕方移動してやってきました。 

金沢での宿泊は久しぶりとなります。ここ金沢はコロナ禍の中でも比較的ステージが低いエリアらしく、お店も通常営業しているようで、人の流れも多く(土曜日の夜ということもあってか)賑やかな印象を持ちました。

泊まったホテルは金沢駅最寄りと言うこともあり、チェックイン後いつもの街の散歩です。

加賀百万石の金沢らしい華やかなお店や、小京都らしい日本古典的デザインをモチーフとした店構えなど、小一時間程度の散歩でも十分金沢を感じることができました。

翌日の打合せは、金沢駅最寄りの香林坊にて中古マンションを購入し、フルリノベーションを設計中のお客様との打合せでした。テーマはラグジュアリーなホテルライクです。その空間にプラスαの要素として「KANAZAWA」を入れたいと思います。

そして打合せ後は、再び富山に移動しまして富山市のホテルにチェックインしました。ここでも金沢と同じく、チェックイン後 街をブラリと。日曜日の夕方ということもあってか、昨日の金沢の夜とは対照的に人もまばらです。

その静けさの中、富山らしい建物や店構えや歴史的建造物などのウォッチングをしてきました。

写真は富山第一銀行のライトアップの写真です。スマホにて撮影していますので、細かな光のグラデーションや質感が出ていませんが、とても建物は綺麗に補修されていて、維持管理も素晴らしく、富山でとても好きな建築です。

名古屋にも多くの歴史的建築物はありましたが、経済的理由でとても数が少なくなりました。こういった建物を後世に残して欲しいと願います。

日曜日は、富山市「安養坊の家」の完了検査です。一点ほどの指摘がありましたが、それ以外は何もなく無事に終了しました。土日に開催される完成見学会、そしてお引渡しとスムーズに流れるよう頑張りたいと思います。そして、現場を離れて向かったのは富山市役所です。

近いうちに建築確認申請を提出する予定の富山市「熊野道の家」の事前確認です。建築指導課、道路河川管理課などを訪問し、敷地の法的条件などを確認いたしました。

今回の慌ただしい三日間の出張でしたが、日中の仕事が終わった後は、街を歩いたり比較的自由な時間もありましたので、それぞれの都市の雰囲気を楽しむことができました。

北陸エリアで仕事をさせて頂くようになって早7年近くなると思いますが、途切れる事もなく、この7年間このように定期的に訪れています。知っていた内容のより詳しい意味や、知っているようで知らなかった新しい発見など、こちらに来る度に勉強をさせていただいております。

これからも、設計者して、この都市に愛される建築を創造し、誕生させる事を真摯に努めたいと思います。