瑞穂区「岳見町の家」上棟


真っ青な空の下で

2021.08.10

瑞穂区「岳見町の家」上棟

先週末まで降水確率50%ということで、決行すべきか否か監督と一緒に悩んでいましたが、私の予想では台風が去るので、晴れになると確信していました。

結果的に予想通りとなり、強い日差しを浴びながらの気持ちよい上棟日となりました。 

この建物の特徴を改めてご説明しましょう。第一種住居専用地域の風致地区ということもあり、建築基準法の集団規定上、かなり厳しい用途地域となります。

建蔽率(敷地に対する建築面積の割合)が30%。緑化率(敷地に対する緑の割合)も同じく30%。しかもこの敷地は延長敷地ということもあり、敷地面積が実際建物が建つ部分以外の面積も含まれるので、設計者としてはなかりシビアに面積や間取り配分をしないといけない難しい計画となりました。

また、高さ的にも北側斜線(北側の隣地者に日陰などの迷惑をかけない為のルール) の制約もあり、我々が提唱したい深い軒、大きな屋根を設けるのに苦心しました。

平面、断面と微妙な調整などを行い、すべての部分が建築基準法ギリギリとなりましたが、クリアー。

まるで何千ピースもある難しいパズルをするような設計作業ではありましたが、今日その甲斐もあり図面の通り、気持ちよく上棟を迎えることができ、とても嬉しく安堵の気持ちで一杯です。

引き続き気を緩めずしっかり現場を見ていきたいと思います。

弊社の業務は本日をもって夏季休暇前の仕事は終了いたしました。明日から5日間お休みを頂きますので、皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。