北陸遠征(金沢~富山)


これから始まる仕事と終わりつつある現場に

2021.10.15

北陸遠征(金沢~富山)

 

全国的に緊急事態宣言も解除された途端、急に人の往来が激しくなっているような、ここ最近の状況です。今回は日帰り北陸出張です。 

早朝、名古屋を出発しまして約250Km先の金沢を目指します。富山に入る時は東海北陸道(岐阜の山間部を通るルート)ですが、金沢の場合は名神高速、北陸道ルートとなります。

このルートの特徴は、県を跨ぐ数が多いのと、東海北陸道よりも魅力的なサービスエリアが多いかと思います。

まず、愛知県~岐阜県~滋賀県~福井県~石川県と、約2時間少しの間にこれだけの県を移動することになるので、それぞれのエリアのサービスエリアで扱う商品も、とても豊富となり魅力的なものとなります。

このルートの中で、私が一番好きなパーキングエリアは、石川県に入りすこし走ったところにある「徳光パーキングエリア」です。正確な場所は石川県白山市徳光町とのことですが、何が凄いのかというと、日本海に面していて海岸にそのまま行けるということです。

打合せ前の頭の中の整理整頓を兼ねて、少し砂浜を散歩するのがとても楽しく、太平洋側育ちの私としては日本海独特の空気間というか、海の色など、何度見ても魅力的な表情が好きです。

さて、金沢の打合せですが、今回は材料を持参しての最終確認打合せを致しました。壁材、床材、タイル、人工大理石、クロスなど、それぞれの部屋に使用する材料を部屋単位でご説明をさせて頂きました。

オーナー様も、この提案内容にとてもシックリだったようで提案者としては一安心です。これから現場に入りますが、デザイン監修という立場で頑張りたいと思います。そして打合せが終わり次に向かったのは、富山県射水市です。

金沢からですと高速で約30分程の距離ですので、とても近いです。外構と細かな部分を残し、ほぼ完成形の建物は、住宅地の中でも異色の存在でして、シックにまとめた色合いですが、かなりの存在感です。

外壁はガルバリウム鋼板とヴィンテージブリックのシンプルな素材に、複雑に絡み合った屋根や斜めに通った外壁ラインなど、造形がとても複雑ですが、シンプルな素材をチョイスした事により、ゴチャゴチャにならず、とても精悍な「男前建築」となりました。

来週は、完了検査と外構の最終打合せなどを行いますので、再び富山に来ることになります。建築としては終わりに近づいて来ましたが、まだまだ外構、植栽などがありますので、最後の最後まで力を抜かず頑張りたいと思います。