今朝一番の現場は来週上棟を向かえます千種区「鹿子町の家」です。現場では上棟に向けて、土台や床下、基礎立上りの断熱材、剛床張りなど粛々と作業を進めております。
通常よりも早いタイミングで床組みをしたには訳がありまして、道路状況や資材搬入置き場が確保しにくい為、床組みをした場所に一時的に置く為であります。来週には鉄骨階段も2本搬入され、上棟までに全ての資材が揃います。上棟日は天気に恵まれますよう今から祈っております。
そして、事務所に戻り、これまた来週に地鎮祭を予定しております「SOLIDの家」の打合せです。工務店、建材屋と仕様確認です。
この家は長期優良住宅となるので、構造計算や外皮計算など色々な計算が必要となり、その根拠となる材料(断熱材、サッシ、納まりなど)を読み合わせ確認を致しました。
長期優良住宅とは、従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅(=長期優良住宅)を普及させるため、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月5日に成立し、平成21年6月4日に施行されました。
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が、その構造及び設備に講じられた優良な住宅のことで、長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます。
一軒一軒オリジナルな設計をする我々、建築設計事務所にとっては、とても複雑でややこしく、非常に手間の掛かる申請であるのは間違いないでしょう。笑
明日は先週同様、富山日帰り出張の日です。目的地は射水市「Casa diagonale」の現場です。今回は設計事務所検査、外構や植栽の打合せとなります。いよいよ終わりに近づいてきました。
明日の打合せの叩き台となるガーデニングプランを簡単にまとめ用意をしました。設計時はお隣さんも、この住宅地の区画全てに一軒も建物はありませんが、今は既に何軒か出来ていて、当初の考えを少し変更した内容を提案する予定です。
例えば広葉樹を常緑樹にしたり、お隣さんからの視線を防ぐのと、落ち葉などの掃除やメンテナンス性なども考慮して決めました。明日の提案した内容がどう変化するのか楽しみです。