と言いましても、それでもトータル的に考えると年間休暇数に満たない日数でして、昨年ほとんどの定休日に仕事をしていたということになります。今年はそのような非人間的な働き方を無くし健全に業務に勤しむようにしたいと思います。笑
今年の休暇中は、仕事のメール、SNSを携帯から外し完全休養に徹していました。大好きな趣味の料理で日々を過ごし、とても充実した休暇を過ごすことができました。
2022.01.07
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 今年の冬季休暇は創業以来初となる12日間休暇の長期のお休みを頂きました。
と言いましても、それでもトータル的に考えると年間休暇数に満たない日数でして、昨年ほとんどの定休日に仕事をしていたということになります。今年はそのような非人間的な働き方を無くし健全に業務に勤しむようにしたいと思います。笑
今年の休暇中は、仕事のメール、SNSを携帯から外し完全休養に徹していました。大好きな趣味の料理で日々を過ごし、とても充実した休暇を過ごすことができました。
作った料理の種類はとても多いのですが、これまで一度もトライしたことが無かった「圧力鍋」を中心に献立を考えました。まずは、圧力鍋料理の定番である「豚バラ肉の角煮」です。とても柔らかく、味も深く沁みわたり中々上手く行きました。そして、あまりにも美味しくて二度も作った「牛肉の赤ワイン煮」
更に料理は続き、ステーキ用の肉を大きくカットして煮込んだ「ごろごろビーフカレー」、デザートには「林檎のコンポート」、それ以外には「アサリのワイン蒸し」、自家製燻製を使った「鶏燻製とキノコのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」、「燻製海老のアヒージョ」、「4種のキノコのフレンチピラフ」などなど、ここでは書ききれないぐらいのオリジナルレシピの料理も作りました。
正月ということもあり、「数の子のチーズ合え」や「ぜんざい」も作りました。とても楽しかったです。
普段の仕事中の時のランチは、nu bldgの2階のサロンのキッチンで賄いを作ります。
・作った料理の一例
簡単に出来るパスタが多くなりつつありましたので、今年は圧力鍋を使った煮込み料理系も増やしていきたいと思います。タイミング良く(いや悪く)この時間に打合せなどでご一緒することになるかもしれませんが、嫌がらずに食べてくださいませ。笑
ここまでは、建築設計事務所のブログらしからぬ内容となってきましたので、建築の話を最後にしたいと思います。
毎年、時代や自分自身の微妙な考え方に変化に対して特に意識をする項目をあげるのですが、今年のテーマは「自分空間」という表現が一番適しているかと思います。自分=設計者の私ではなく、空間を求めるお客様のことです。
世の中に溢れんばかりの情報の中で、「自分が求める空間のイメージを探す」ことが、自分の好みのものを見つける方法だと思ってしまう方が多くいらっしゃいますが、私は以前よりそうでは無いと常々思っていました。
でも、何も見ずに自分の求める空間というものを見つけれる方は、そう多くいらっしゃいません。となると、やはりSNS等で好みの画像を探すということになってしまいそうですが、怖いのは一枚の画像の影響力です。
建築は色々な要素にて複雑に考えられています。一枚の写真の断片を真似るということは、全ての流れが変わってきますので、必要なのは「好みのイメージ」と「想像力」です。
自分の生活スタイルと合致した内容なのかが、とても大事な要素となります。例えば、ガラス張りの大空間のLDKの写真があり、それがとても気に入っているとします。それはそれで、とても美しくスタイリッシュでいてラグジュアリーですが、その一枚の写真から考えなければならないことが多く潜んでいます。
大空間でいてガラス張りとなると、木造では難しいということが言えます。鉄筋コンクリートも壁式工法だと壁量が必要になるので不向きです。そうなると鉄骨造か木造でも大断面ラーメン構造となるでしょう。
次にガラス面のメンテナンスです。ガラスは透明でクリアーだからこそ多くの光を取り入れ、美しい風景を取り入れることが出来ます。しかし、ガラスが汚れていたり、曇っていたりとかですと台無しとなります。
メンテナンス性がとても大事な部分となります。ハウスクリーニング、自前でする、色々な選択肢はあるとは思いますが、必ずメンテナンスコスト&エネルギーが必要になりますので頭に入れておく必要があります。
・キッチンスタジオのあるnu salon(nu bldg.2F)
そして、空調計画です。大きな空間ですと、当然空調の出力も大きいものが必要となり、また吹き出し口などもバランス良く配置をしないと、室内での温度差が発生し、快適性が損なわれます。そうなると建物全体を全館空調にするなどの計画となるでしょう。全てに対して、お金に糸目をつけないのであれば全てクリアするとは思いますが。
あくまで「ガラス張りの大空間のLDKの写真」から考えたシミレーションですので、これがズバリでは無いと思いますが、一枚の写真から見えること、隠されたことをシビアに考える必要があります。
大事なのは、先述した「好みのイメージ」と「想像力」です。ガラス張りの大空間のLDKのメリット性とデメリット性が、この空間で過ごすお客様に合致しているのか、単なる真似ではなく、好みのイメージから自分のスタイルに合った空間にする想像力が一番大事であると思います。
多くの情報が簡単に手に入る時代だからこそ、それを参考にしカスタムをすることの重要性のお話でした。素晴らしい「自分空間」を目指してご一緒に考えましょう。改めまして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。