現場打合せ定例会などの一日

2022.02.18

現場打合せ定例会などの一日

朝一番の現場は、まさに大工工事が大詰めとなってきました長久手「岩作の家」です。所狭しと搬入された材料が現場の今の状況を物語っています。 

今回の現場での打合せは、エントラスドアを既製品(以前の住まいに使っていた建具)を取り付けるにあたり、納まりなどの確認です。

外部と内部を繋ぐエントランスの建具ですので、雨仕舞いや気密性なども含めての細かな調整となります。

これから既存の建具の塗装を剥がして補修後に再塗装、金物取り付けと大改造となりますが、最終的には、まるでここに取り付けられる為に出来た建具のようになると思います。とても楽しみです。

それと、今回の現場では「セルフビルド工事」が山ほどありまして、それらの作業手順や場所などを職人さんの手の動きを止めることの無いよう事前に準備をしなければなりません。

大きな家具製作、レザー張り、モールテックス左官などなど、かなりのボリュームになるので実際のところ心配しております。

オーナー様の建物に対する熱い思いをとても感じていますので、何とかいい流れで完成度の高いセルフビルド工事になればと最大限に協力していきたいと思います。 

そして、来週末にはオーダーキッチンや家具の取り付けとなります千種区「鹿子町の家」の現場に。外装は完成していますので、今は内部の造作と仕上げに向けて動いております。

こちらの家は、弊社がよく採用する黒、グレー系では無く、とてもナチュラルな色彩、素材でまとめていますので、現場に来ると新鮮な気持ちになります。内部の大空間も同じテーマでまとめていますので、完成がとても楽しみです。

終わりが少し見えてきた現場ですが、最後までしっかり見ていきたいと思います。

そして、事務所に戻りまして、明日 配筋検査を予定しています「SOLIDの家」の施工会社と設計事務所との定例打合せです。気がつけば3時間オーバーとなりましたが、色々な答えが出てひとまず安心です。

ニュースなどでご存知のように、ここ数年の間で建築に限らず全ての商材の流通が悪くなりました。これまでの設計承認→発注のタイミングだと、必要な時期には入ってきません。とにかく早め早めに承認をして、工務店から発注をしないと納品が遅れるので、必然的に工程が遅れることになります。(早めでもメーカー側から無い例も多々ある)

来月の中には上棟を向かえますので、それまでには大半の建材、設備を発注し、安心して進めていければと思います。しかし、いつになったら、この木材不足、半導体不足、原油高などの数々の問題が解決し、消費者もメーカーも工務店も設計サイドも安心して進めることができるのでしょうか。

嘆いていても始まりませんので、まずは一つ一つ目の前の問題をクリアするのみです。

現場と全ての打合せを終え、ようやくこれからデスクワークの時間となります。既に19時半という事もあり、1階のCAFE、2階のFITVITAも閉店していますので、ビルの中はたった一人。小さなボディーから鳴っているとは思えないぐらいの大迫力のサウンドを友に、デスクワークに勤しみます。