DIYを極める?!


器用な方ならチャレンジを

2022.10.07

DIYを極める?!

皆様、DIYと聞くと「何を作るのか」と思い浮かべますか?弊社でも建物の一部をお客様自らDIYにて作業をする事もあります。(その場合、お客様責任施工です)その作業の多くは塗装ですが、今回のブログでは、これまでのDIY例をいくつか紹介します。

塗装に関しては、壁面の一部のアクセントウォールなどが多いです。例えばリビングの一面の壁、子供部屋の一面の壁、主寝室のヘッドボード面とかでしょうか。

塗料の中でも「ムラの美学」と勝手に呼んでいます「ポーターズペイント」がお勧めです。ムラそのものが表情として美しく、カラーバリエーションも多く、DIYには良い材料です。

■ポーターズペイント例(左壁面)

その次は左官DIYです。数年前から流行りの「モールテックス」を家具やカウンター天板に塗ったり、他には漆喰などもDIYとしてはあります。下地処理や工程、厳密な調合などが、やや複雑ではありますが、鏝(コテ)を使った事のある方だと出来ると思います。

更に根気と技術に自信のある方ですと、タイルや煉瓦を張るという事もあります。モルタルを練って張るのでは無く、専用ボンドで圧着しながら張るので、しっかりとした下地と墨付けさえあれば、意外とやってみると簡単かも知れません。

しかし問題は、煉瓦の場合は目地入れが一番大変な作業で、細い鏝で一本一本入れる作業は忍耐力がとても必要になります。

■煉瓦壁とレザー張りの天板

特殊な例だとレザー張り仕上げもあります。例えば書斎デスクの天板に張るとか、棚に張るとかです。レザーも裏に粘着剤が付いたシールのような製品ですと、そこまで難しくはありませんが、ボンドを塗りながら施工する方法ですと、均一なボンドの塗り厚が確保されないと、ガタガタな仕上がりになるので割と難しいDIYです。

次に専門的過ぎますが溶接です。薪ラックやダイニングテーブルをスチール脚で製作するとか、頑丈でシンプルさを求める場所が多いのですが、こればかりは工事業者に依頼する事をお勧めします。

ちなみに、やはり自分で作りたいと思っていらっしゃる方へアドバイスですが、このような鉄の造作程度ですと、100V(家庭用電源)で良いかと思いますので、100V半自動溶接機をお勧めします。

■100V電源の半自動溶接機

通常ですと、溶接棒をアークさせて母材と部材を溶接するのですが、リール状の溶接棒が自動で出るタイプは割と簡単です。また、プラズマ切断機があると表札の切り文字や細かなスチールパーツも作れますので、かなりDIYの幅が広がります。しかし、鉄系のDIYは鉄カッター、グラインダー、溶接機、場合によっては発電機など、他のDIY道具と比較すると、かなり道具を揃えないとなりませんのでプロに依頼する方が良いかもしれませんね。

金額を落としたいという理由だけですと、DIYは多分出来ません。自ら作るぞという気持ちが一番大事なポイントだと思います。その気持ちがあれば多少のお手伝いは致します。

では世界でひとつだけのオリジナル製品を自らチャレンジして作って下さいませ。

■装飾枠のゴールド塗装

■テレビ背面のタイル壁

■薪ストーブ背面の煉瓦壁

※DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、素人が、何かを自分で作ったり修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語です。