ウォールアートによる空間演出

2022.10.10

ウォールアートによる空間演出

弊社の本社ビルでありますnu bldg.の1階の十字架信楽焼タイルや2階壁面ペイントアートもそうですが、これまでにも色々なウォールアートを設計中にご提案をさせて頂いております。

ウォールアートは、その字の如く壁面にアートを飾り付けるという事ですが、特に提案をしているのは、パーマネントアートと言いまして、パーマネント (permanent)「永久の」 に残す芸術作品という事になります。

つまり、季節に応じて絵を壁に掛けるようなものでは無く、永遠に変わらずそこに存在する事になります。

ですので、その素材そのものはモザイクタイルや油性塗装、アイアンなど、作品に合わせて耐久性のある素材のチョイスが必要となります。

スタッフが多く在籍していた以前は、定期的にワークショップを開催して、皆様と一緒に作っていた時期もありますが、今は出来ませんので今回はblogにて幾つかを紹介したいと思います。

流木アート 海または川などで拾った流木をそのまま利用して壁面に取り付けるアートです。

流木は塩分、砂、汚れなどが付着していますので、よく水で洗い乾燥させて下さい。一番お気に入りの見え方を決めて、流木に金物(看板用の化粧金物など)を組込みます。取り付ける壁面にも受け金物を取り付けて、流木アートと接合して完成です。

流木アートは光と影による立体感がより美しい見えるポイントですので、ライティングも重要になります。新築ならその辺りに角度調整が出来るユニバーサルダウンライトを配灯図にプロットしておいて下さい。

モザイクアート モザイクタイル(一辺が50mm以下)を組み合わせ壁面に張るアートです。モザイクタイルは色、柄、素材など沢山種類があるので、作品性に合わせてチョイスする事が出来ます。

まるで壁全体にパズルを作る感じですので、かなり根気が必要です。シックにするなら磁器質系タイル、華やかにするならガラスモザイクタイル、高級感なら大理石モザイクなど如何でしょうか。

ペイントアート 壁をキャンパスに見立てて、そこに想い思い作品を描くアートです。

A4用紙に下書きをして投影機を壁面に投影し輪郭を写す方法や、腕に自信があれば直接描いてもいいですし、ペイントアートは全く自由な発想でやって下さい。大作ということになると完成時間は1年とか長期間コツコツと描き足して完成を向かえるというのもロマンチックで良いかと思います。

但し、パーマネントアートという事をくれぐれもお忘れず。

生活の中に気持ちが安らぐ家族だけのアートをどうぞ作ってみて下さい。家に帰った瞬間、安堵感を感じることになると思います。