東京・千葉〜長野〜富山 激動の出張


移動する建築設計事務所?

2016.08.07

東京・千葉〜長野〜富山 激動の出張

どうも佐々木です。今回も先週に引き続いて激動の出張スケジュールを組んでしまい、大変な道のりを15万キロオーバーの老朽化しつつあるRANGE ROVERで行ってまいりました。

まずは、名古屋から向かった先は、東京都渋谷区にて9月から千葉県船橋市にて着工する建物の打合せと、来週施工請負契約を締結する確認や(また行かなければならない…)地鎮祭の日取りなど、オーナー様に報告する内容を下打合せに訪れたという次第です。

この施工会社の場所があまりにも繁華街なので、仕事ということを忘れてついつい遊んでしまいそうな誘惑を抑えながら目的地に到着しました。南青山の交差点を表参道に折れて、原宿を過ぎたあたりにあるので、見渡す限り人・人・人

そんなこんなで無事に打合せを終え、次に向かったのが、千葉県船橋市。オーナー様にこの打合せ内容のご報告です。すべてが終わったのが日が暮れかかった7時前。これで今日のミッションは当然終了ではありません。

次に向かった先は、長野県長野市。先日、別荘(サマーハウス)を来年の春に着工したいと、オーナーのT様と一緒に訪れた別荘地。何をしに行くのかと言うと、現地調査です。これから計画をする上で大事な、敷地にある既存の樹木の位置を計るミッション。しかし、時は既に遅く到着したのが夜中。誰もいない森の中の別荘地に、車のヘッドライトを点けて黙々と作業をする光景を自分ながらに想像しましたが、さすがにかなりの不審者に映ることは間違いないので次回来週とすることにしました。(また行かなければならない…)

ということで翌日の建築設計事務所、オーナー様検査の目的地である富山に向かって延々と夜中の高速道路を走り、富山に到着したのが夜中の3時。眠気と疲れで意識朦朧。既に今日一日の走行距離は840kmを超えたところです。まだまだ明日からの移動を考えると、頼むから車も僕も壊れないで欲しいと願いながら死んだように眠りにつきました。

富山県高岡市の「城東の家」は、北陸スタジオとして9件目となる建築の完成になります。この住宅は比較的ローコストで内外の仕様はコストとデザインバランスを考えて既製品の材料を吟味して考えた家です。北陸スタジオの実績の中でも、このようなコスト的に抑えた住宅が完成したことは今後の展開にも大きく影響が出そうなので楽しみです。

オーナー様から労いのお言葉と僕の大好きな氷見うどんを頂き、気持ちのいい完成引き渡しをさせて頂きました。感謝です。

一通りの設計事務所検査を終え、オーナー検査も終え、少し残った残工事を翌日の引き渡しには終えることを確認して、同じく高岡市にある、今年の春に完成した「万葉の家」にご挨拶かねがね訪問してきました。オーナーのN様はお友達が多く、かなりの頻度でホームパーティーをされていらっしゃるようで、そのせいもあってか非常に綺麗な状態でお使いになっていただいています。その様子はお客様のFaceBookでも垣間みられて、参加こそしていない僕も嬉しくなりながら見ております。

そんな「万葉の家」ですが、写真でも何となく感じてもらえると思いますが、少しずつオーナー様のカラーも出てきました。それがこの建物の表情に優しさを与えてくれ、自分が設計したにもかかわらず「素敵な家ですね」と言ってしまいそうになるぐらい居心地が良い家です。

という事で、オーナー様と暑い夏をぶっ飛ばそう!ということで近くの焼き肉屋に行ってきました。(笑)丁度、この日は高岡市開催の花火大会の日で、移動中に通り過ぎた橋の上から眺めた大きな花火が、何ともいい感じの夏の風景でした。

今回の出張も1,000kmを超える移動でしたが、それぞれの地に暖かく迎えてくれるオーナー様がいらっしゃって、また気持ちよい会話で仕事を終えることができることが、僕が僕でいられる元気の源になっていると、帰りの車の中でそう深く頷きながら帰ってきました。来週も同じようなルートの出張が決まっていますが、なんとか力のある限り頑張りたいですね。いつも感謝です。じゃあ