名古屋市内屈指の高級住宅地である今回のリノベーションの案件は、専有面積136平米の広いマンションの最上階となります。お子様も県外の大学や就職で離れ、夫婦二人とワンちゃんの住まいとなります。 今回のリノベーションは必要に迫られた計画ではなく、今後の生活スタイルに合わせて、ゆったり落ち着いた暮らしを愉し. . .
この敷地のある名古屋市東区筒井はかなり以前より「筒井区画整理事業」による整理中の土地でして、換地処分が実行されるまで仮に割り当てられる土地となります。 とは言え、仮換地と言えども、区画整理組合の境界立会い。76条申請などを経て、正確な敷地として確定した上での建築となります。 今回の敷地の用途地域は、. . .
実は、この名東区「平和が丘の家」の設計監理のご契約を締結させて頂いたのが平成元年(2019年)6月。4年以上前に設計がスタートしました。 これだけ時間を要したには理由がありまして、当初の設計内容の見直し(規模を大きくする)、構造体の見直し、見積り、再度設計内容の見直し(規模を小さくする)、再見積り、. . .
久しぶりのブログ更新です。 クライアント様との出会いは今から18年前の2005年、弊社の支店として名古屋市内に出しました「エビス・アーキテクト・スタジオ」に遡ります。当時、住宅設備メーカーの営業として初めていらっしゃいました。それから特に交流的なものはありませんでしたが、本年の初めに設計のご相談を賜. . .
かなり久しぶりとなりましたブログです。今回は桑名市にて建築中の「鋳造体験工房」のお話を。 以前にも少しお話をさせて頂いたと記憶しますが、この建物はコンペティションにて弊社が選ばれ業務を請け負うことになった案件です。皆様同じ条件の中でデザイン面や機能性を競って受注した訳ですが、弊社の案のどこが良かった. . .
本日は、三重県桑名市にて上棟を行いました。天気予報通りのとても寒い日になり、日中でも一桁台の気温です。職人の皆様、本当にお疲れ様でした。 この建物は、鋳物製造メーカーが、地域に開けた社会活動の一環として建てられることになりました。桑名は昔より鋳物製造のメッカでして、桑名の誇る産業を小さなお子様から大. . .
「生活を豊かにする」第二段としては、ここ数年の間でかなり進化し、お値打ちになったスマートシステムについてです。 スマートシステムとは、実はその概念は工学的に明確では無いようですが、一般的にはITなど最新のテクノロジーの力を駆使したシステム(住宅)のことです。 例えばHEMSによってエネルギー使用量を. . .
日増しに寒くなったと感じると思えば、日中の日差しが強烈な日もあったりと、この季節の気温の変動は激しいですね。 これからのシーズン向けのアイテムで「生活を豊かにする」と言えば、暖炉ではないでしょうか。 暖炉と言っても、造作をした暖炉(古い伝統的な暖炉です)、薪ストーブ、ガス暖炉、エタノール暖炉など、. . .
生活を豊かにする(料理編) 建築設計では間取り、デザイン、内外装、設備など空間を構成する上で、空間に必要なモノをプロットをし、無から有へとカタチを整えていきます。それらのスキームはオートマチックでも、過去の事例に基づいて行うという流れでは全く無く、その家に「住まう家族」皆様のご意見と設計者の創造など. . .
弊社の本社ビルでありますnu bldg.の1階の十字架信楽焼タイルや2階壁面ペイントアートもそうですが、これまでにも色々なウォールアートを設計中にご提案をさせて頂いております。 ウォールアートは、その字の如く壁面にアートを飾り付けるという事ですが、特に提案をしているのは、パーマネントアートと言いまし. . .
トップ写真は「ともやま公園」から見る夕陽に染まる英虞湾 今回のブログは第三話にてお話をしました志摩市大王町船越にある、実際販売中の案件をケーススタディとして基本的な考えをお伝えしましたが、今回はいよいよリノベーションの具体的な内容の最終回となります。 この建物は床面積18坪しかありませんので、増築工. . .
今年の7月の中旬に設計監理契約のご締結いただき、粛々と設計作業を進めてきました千種区「江崎町の家」です。 基本設計終了時に工務店に見積もりを依頼し、その内容をご確認頂いた上で、次のステップである実施設計、建築確認申請へと移行してまいります。 設計監理契約時に想定したシミレーションと比較して、金額は. . .
「週末はセカンドハウスで暮らす」シリーズのブログです。 第三話ではどのような建物をベースにすれば良いのか、リノベーションでどこまで出来るのかをご説明するということで、5月末にアップした二話から全く進展が無かったのには理由がありまして、まず「とても忙しい」という事と併せて、架空の建物や場所をベースにし. . .
この案件は以前にもお話を致しましたが、コンペティションにて選ばれた案件です。その後 トントンと設計が進行致しまして、基本設計終了と同時に建築許可などを取得する流れとなっております。 こちらの建物の申請は三つあり、まずは建築確認申請、そして防火対象物つまり消防局の申請、最後は下水道が整備されていないと. . .
機会がある毎に、別荘に関するブログを上げていることもあってか、別荘について色々と聞かれたり、相談に乗ったりする機会は多いのですが、ここ最近は特に多いような気がします。 その内容は様々ですが、一番目のスタートの話題が「どこがいいか?」という悩みでしょうか。 別荘なので、駅近とか生活の利便性、学区など. . .
この長久手「岩作の家」は店舗併用住宅です。外観上は一体となったデザインで大きな建物に見えますが、実は2階部分は完全に住居と店舗とセパレートをした設計となっております。 店舗の1階は美容院です。4面カット台と2台のシャンプー台とシンプルな構成で、武骨な鉄骨階段を上がると2階はオーナー様のカラーを前面. . .
いよいよ完成まで残り少なくなってきました「SOLIDの家」です。 今日は行政の完了検査です。 事前に弊社にて点検、検査をしていましたので、ガレージのシャッターを除き全て合格でした。シャッター取り付け後に是正写真を提出して合格証の発行になります。 建物の方は、先日オーダーキッチンが設置されました。約2. . .
弊社の通常の受注は、お客様から「ご指名」を頂き設計監理の注文を頂いていますが、今回はコンペティションによる受注となりました。コンペティションとは、複数社で競う設計競技でして、このような設計参加は、社歴22年、400件の実績を振り返っても6回程度しかなく、久しぶりの参加となります。 過去の成績は2勝4. . .
第一話では、本宅とは別に、別荘(セカンドハウス)所有をしませんか?という投げかけ提案(https://www.icaa.jp/blog/616)と、別荘を持ついくつかの方法をご説明致しましたが、今回のブログでは、一般地に建つ古い建物とはどんな場所なのかを、建築設計事務所サイドから考察した内容を、個人. . .